面白ことばゲーム

ことばで面白く遊びながら 脳のトレーニングをしよう

 
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滝沢てるお
(日本放送作家協会会員)
教科書編集、雑誌記者、演芸番組構成、TVクイズ出題者を経て、現在はクロスワードパズル作家として活躍。日本のクロスワード・ブームの契機を作ったパイオニアともいわれている。

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2019年03月12日(火曜日)更新

第61号

昭和・平成・そして〜


 今や、何をするにも「平成最後の」という言葉がついてまわってます。
 「平成最後の〇〇マラソン」
「平成最後の”花より団子”」ン?
 「平成最後の閉店セール」
 (元号が変わったらまた開店したりして)。
 などなど、とにかくなににでも「平成最後」をくっつけるのがハヤリのようで、更に「新元号はどうなる?」の関心が高まっています。
 日本では645年に始まった「大化」以来、過去247元号があり、これまでは中国の古典からの漢字が使われており、そのうち一番多く使われた漢字は「永」、次に「元」、「天」、「治」、「応」などが29回から20回ほど使われているとか。
 「さて、次に使われる漢字はナニ?が、騒がしくなってます。
 もしかして?例の忖度(そんたく)族の連中が、あの人にゴマをすり、新元号には「安」の字を入れたらどうか、などと言ってる輩(やから)もいる(?)とか。そんなやつらは「バカ言ってんじやねェよ」とチコちゃんに叱ってもらおうじやないですか。
 とにかく、それらしき漢字の組合せが色々出ているようですが、新元号で気になるのは、元号の頭に付くアルファベツト、イニシアルです。
 頭が、M・T・S・Hとなる漢字は使えません。書類などに使う生れ年の略号として、明治生れはM、大正はT、昭和ならS、平成はHを使っていますから、これらの4文字はNO。「X」もだめ。(なにしろ、今の日本の未来はXっぽいから)と、これはジヨーダン。
 クイズ屋の私としては、「新元号ローマ字当て懸賞」などを想定。当欄でやってみたらどうか? 当たった人1名に”おれのポケットマネーから10万円”なんてことも考えてみたけど、これは慌ててストップ。どこかの企業がやるかなァと思ってましたが、どこもやらなかったようでザンネン。

×     ×     ×


 それはさておき、新元号発表について、私の場合こんな記憶が。(別にどうってことじゃないんですが、ま、聞いてやっておくんなさい)
 「昭和」から「平成」へ。小渕恵三さんのあの発表があった丁度その時、私、四国・高知から高松への列車に乗っておりました。その車内で携帯ラジオから、新元号の「平成」を知りました。その頃はケータイなどない時代。一般の乗客の皆さんは、このトップニュースを知らずに、まどろんだり、四国山地の緑を眺めていたようです。
(皆さ〜ん、新しい元号が、今、発表になりましたよ〜)
 当時、テレビの仕事をしていた私としては、車内の皆さんに直ぐにこのニュースを知らせてあげてはどうか? と迷ったのでした。そして、ここからあとは私のイマジネーションになります。

×     ×     ×



 私、座席カラトツジヨ立チ上アガッテ言フノデス。
 「エー皆さん、突然で恐れ入りますが、今、新しい元号が発表されたと、ラジオのニュースで知りました。新元号は「ヘイセイ」です。『たいらな』の「ヘイ」。『セイコウする』の「せい」で「平成」になりました。トツゼンで大きな声、ゴメンナサイ」。ペコリ、私、頭を下げます。
 乗客一同、「OH 平成になったのか〜」と言う。かどうかは?????デス。
 「昭和」が「最後」のあの頃、今と同様、新元号についてはだれもが大きな関心があったはず。余計なことだけれど、同じ車内の皆さんにだけでも新元号のニュースを逸早くお知らせしてよかったんじゃないのかなァ。あの時、立ちあがればよかったのではないかなぁ・・・
 な〜んて、平成最後の今、私の記憶の底のほうから、こんな思い出がフワリと浮かんできたというわけです。
 新元号発表の4月1日。さて、日本のあちこちでどんなドラマが生まれるのでしょうか。

×     ×     ×


 列車が終着・高松駅へ着いたとき、駅前では、「新・元号 は『平成』」の号外が配られていました。 
 

2018年08月27日(月曜日)更新

第60号

         猛暑  セミナー  2018

 言うまいと 思えど 今年の猛暑かな

 でしたね。
 猛暑の影響で、蚊が飛ばず殺虫剤会社の営業成績がダウンだとか、東京の熱中症による救急搬送患者数は、3,500人超。救急業務開始以来、最多だったとか。
 そういえば、近くの木立から聞こえてくる蝉の鳴き声、今年は少なかったようで、例年夏の終わりの頃、我が家のベランダへ、
「さよなら〜、もうダメだ〜」、コロン。と、ひっくり返りにやってくる蝉も、毎年、10ぴきほどいたのに、今年はわずかに3匹です。
 8月23日、「今日は暦の上では夏の暑さが終わるといわれる“処暑”ですが、残暑はまだ続きそうです」とNHKのラジオ。
(秋はまだ先かぁ)
 と思っていたら、その翌日の昼ごろ、ツクツクボウシの鳴き声を耳にしました。ツクツクボウシは、「夏が去るのはツクヅク惜し〜い」と、9月に入ってから鳴く“秋のセミ”と思っていたのに、(ん、もう秋?)の気配。
 自然の流れが、最近はどこかおかしくなってきているようです。

×     ×     ×     ×

 というわけで、ここでもうひとつの気になる蝉の話を・・・。それが「クマゼミ」。
 東京にお住いの方にお聞きしたいのですが、
「クマゼミの鳴き声、聞いたことありませんか?」
 クマゼミ。夏、広島や大阪のテレビの屋外中継や、街頭インタビユーのバックで、「しゃあしゃあ、じゃあじゃあ」と実にうるさく鳴いているあいつ、それがクマゼミ。
 そのあいつ、広辞苑によれば、
『くまぜみ(熊蝉)は、日本のセミ類中最大で、神奈川県以西の暖地に多く盛夏の頃盛んに「しぁやしゃあ」と鳴く・・・』と、あります。
 図体がでかいからでしょうか「ウマゼミ」ともいうようです。
 この連中、(さすが、日本の主都・東京にはいないよなぁ)(東京にはふさわしくない蝉だよなぁ)
 と、私、かねがね思っていたら、やつら数年前?から密かに都内潜入を計っていたらしく、近くの公園で、「しゃあしゃあ」やっているのをときどき耳にするようになったのです。
 今年も2回ほど、飯田橋の外濠近くで、それを耳にしました。
(困ったぞ この「しゃあしゃあ」が都内に蔓延するようになったら、どうする?)
 どう考えても、この蝉、東京にはふさわしくないッ と、私、思うのです。もし皇居の二重橋を静かに見ていたら、あの美しい松の緑の奥のほうから「しゃあしゃあ、じゃあじゃあ」やられたら、クリーン・TOKYO台無しだ(小池さん、どうします?)
 私、今、ひとりで勝手にヤキモキしてるんです。
(こんな不安、私だけなのでしょうか。同じく危惧をお持ちの方、いませんか?)
 そこで、私から熊蝉に告ぐ。「おい、クマゼミよ。広辞苑さんもおっしゃっているように、きみは“神奈川以西”で鳴いてくれよ。多摩川からこっちへは来ないでおくれ。こちらは日本の主都・江戸、いや東京であるぞよ」
といいたいところですが、地球温暖化のせいなのでしょうか。きゃつらは今後東京で、次第にのさばりそうな気配。やがて23区を制覇したあげく、温暖化がさらに進めば、「しゃあしゃあ、じゃあじゃあ」は荒川を越え、利根川を越え、阿武隈川を越え、関東からさらにみちのくへ・・・の恐れ(?)もあるのでは。
 もしも、そのようなことになったら、芭蕉翁がおとずれたあの立石寺・山寺でも
 静けさや・・・どころではなくなり、
 煩(うる)ささや
      岩に谺(こだま)す
                蝉の声
 になっちゃうのでは?
 私、切にこうならないことを願うのであります。
 したがって、
 クマゼミ東京侵入、そして北上ぜったいハンタ〜イ
 地球温暖化ぜったいハンタ〜イ
 

2018年06月28日(木曜日)更新

第59号

◎MY DIARY◎


 ×月×日
 小雨がポツポツ。
 梅雨間近かの某日、「御金神社」へ行って来ました。
「御金神社」。「みかねじんじゃ」と読みます。
 御金神社は、京都市中京区西洞院押小路下ル押西洞院町にあります。
 その場所は、有名な二条城の東、堀川通りを越えて5分ほど歩いたあたり。御祭神は金山昆古神・天照大神・日読神です。
 この神社、「只今、人気上昇中」などといったら失礼ですが、まさにその通りで、実は私もその人気にあやかろうと、今年の正月、初詣に出掛けたのでしたが、あまりの「人気」にお参りできなかったのです。なにしろ正月の御金神社の周りは、なにやら不思議な熱気が漂い、凄い行列が延延。
 整理の警備員に聞くと、
「お参りするまで2時間はかかりますやろな」
 とのこと。
 私、行列は大嫌い。どんなに人気あるお店であろうと、たとえ二人待ちなんかでも敬遠するほうです。まして参拝するまでに2時間待ちなんてとんでもない ご免蒙るでありました。
 この御金(みかね)神社、そのお名前が御金(おかね)に通じることから、知る人ぞ知る神社らしいのですが、ここへきてなぜ人気が急にアップしたのか? それは昨年末の女性週刊誌の記事が原因か?と思われます。
 記事によれば、
「行ってみよ、パワースポット」
 というルポ記事で、
「金運アップのご利益がたっぷりいただけます」「ご利益は十分」
 というのです。これじゃあ、人気が高まるわけ。
 我が家内も、この記事に惹かれたみたいで、
 週刊誌のそのページを切り取り、
「ここへ行ってみたい」
 と、申したのであります。
 私共、お金(かね)にはそれほど執着などありませんが、(え?ホント?)野次馬根性の私、
「うん、面白そう。ミカネ神社とやらへ行ってみようではないか」
 ということになったのでした。
 が、しかし、嗚呼2時間待ちだったとは
 それから半年。「もう一度、御金神社へ行ってみよう。リベンジだ(失礼)」
 ということになり、再び出かけたのであります。
 その御社(おやしろ)は、一般の住居やマンションの谷間にあり、高さ7メートルほどの金色の鳥居の奥にあります。
 お金をザルに入れて洗うと、そのお金で金運がアップするという手水舎(ちょうずや)の前を通り拝殿へ。
 金色の鈴緒を振り、お賽銭を。
(はるばる江戸から来たのだからーと、ちょいとフンパツ)
 お参りをすませて、境内をぐるり。そこで見たものは、なんと 数えきれないくらいの絵馬また絵馬、境内の数ヵ所に鈴なり。これほど鈴なり状態の絵馬を見たのは初めてです。
 絵馬を拝見ー。
「お参りすると宝くじに当たる」という評判から、どの絵馬にも「宝くじに当たりますように」の願いがびっしり。宝くじへの熱気の塊です。
「当たりましたら、一戸建てを」
「当たったお金で名犬を買いたい・ひかり(13歳)」等々。いずれも宝くじ当選の願い。(こんな、ン万枚?の絵馬のお願い、御金神社の神様もタイヘンだろうナ)と思いつつ、重なり合う絵馬をめくっていると、中には、こんなお礼の絵馬も。
「お参りした次の日、会社へ行ったら成績優秀と褒められ、金一封頂きました」
など、(へえ、ご利益があったのですネ)
さらに重なり合った絵馬を捜してみましたが、
「宝くじに当選した」の絵馬、私は見つけられませんでした。
 絵馬を見ている私をよそに、家内は、おやしろの脇の社務所へ行ったようで、拝殿の前で、
「これ、買って来たの」
 と、差し出したのが、大きな蛤ぐらいの財布のお守り。美しい綴(つづれ)織りで蝦蟇口(がまぐち)状。
 家内、それをパカっと開けるや、
「これにお賽銭ください」
 だと。
 私、ポケットにあった500円玉をポイ。
(御金神社さま、家内には早速ご利益があったようでございますが・・・)
(ん? すると、おれのほうはどうなんだろ?)。
 と、神様のお声(?)がしたようで。
(お前には、わしなどからよりも、お前のカミさんからのご利益のほうがよろしいのではないのかの)
(ハハァツ 恐れ入りました。)
 梅雨間近か、小雨の午後でした。
          ☆        ☆        ☆
 前号「ぼけ封じの寺へ」の稿で
 お寺で戴いた「ぼけ封じのお守り」のクイズについての答えです。
〇小さな野菜の形のアクセサリー。
 ボケ封じになる野菜は?
〇答えは (c)カボチャ でした。
 カボチャは、ビタミン不足になるころの冬至にも、「冬至かぼちゃ」として知られるように、栄養にすぐれ、ひいては「ぼけ封じ」になる、というわけです。
 

2018年04月18日(水曜日)更新

第58号

【春】
    春の伊豆寺・「ぼけ封じの寺へ」

×月×日
「ぼけに効く」「ぼけ封じ」のお寺がある――というニュースを耳にしました。

 そのお寺の名前は、伊豆にあるという「蓮着寺(れんちゃくじ)」。
 春風に吹かれて、さっそく桜満開の伊豆へ。
 そのお寺さん、蓮着寺の場所は、静岡県伊豆市冨戸(ふと)。
 伊豆急、城ケ崎海岸駅から歩いて20分。
 このウォーキングだけでも、ぼけ防止になりそう。
 高い松の緑に囲まれた蓮着寺。本堂の前には、淡いピンクの、しだれ桜が満開。長閑(のど)かな鶯の声がしきり。
 ぼけ封じのお地蔵様は、蓮着寺本堂左脇のお堂の中にいらっしゃいました。
 高さ、1メートル50センチ余り、穏やかなお顔の木彫りの像で、頭の部分だけが、なめらかで白い光沢が・・・。
 大勢の参詣人が、「ぼけ封じ」を念じて、地蔵尊の頭を撫でたからでしょう。このお地蔵さんの話、テレビなどで話題になるたびに参詣人が多くなり、時には高齢者のグループがバスでやってくることもあるとか。
 このお寺、日蓮聖人が鎌倉から伊豆へ流された折、親切な土地の舟主に助け出され、後に「法難の霊場」として建立されたそうで、そこからお寺の名前が蓮着寺。そして、「本堂脇のお地蔵様は人の難儀を救ってくださる」との言い伝えとなり、「お地蔵様の頭を撫でて『ぼけ封じ』を念じれば、ぼけにならない」という噂が広まっていった――と思われます。

 私もお地蔵様の頭をさらさらと撫でさせていただきました。(これからもず〜っとぼけませんように・・・)と、お願いしたあと、お寺さんの脇の寺務所へ。そこでぼけ封じのお守り、戴きました。
 それは小さな野菜の形をした紐付きのアクセサリーです。では、ここでそのお守りをクイズにしてみましょうか。

「問題」 お守りのその野菜は
(A)ニンジン
(B)タマネギ
(C)カボチャ
(D)ナ  ス
(E)ゴボウ
(F)キュウリ
 さて、ぼけ防止になるとう野菜のお守り、それはどれでしょう? 
 
 ※答えは(スミマセン)次回とさせていただきます。(なぜ、その野菜なのか?理由があるからですが、ちょいと脳トレを兼ねて考えてみてください)
 

2018年04月11日(水曜日)更新

第57号

   MY DIARY
      part(WINTER〜SPRING)
           冬から春へ

      ×      ×      ×      ×

【冬】
 ×月×日
 突然、「雪の軽井沢へ行ってみたい」
 と、家内。
「今ごろの軽井沢は寒いよ」
 と、私。
「冬の軽井沢は寒すぎるんです。水道管は凍るし、だから、水道管の水をぜんぶ抜いて、東京へ来てしまうんです」
 以前、軽井沢夫人のSさんから聞いた話。
 この話、家内も聞いて知っているはず。
「それでも軽井沢へ行ってみたい」
 というので、行きました。
「ほうら、やっぱり、だろ」
 でした。新幹線のドアが開いたとたん、軽井沢の空気は凛!なのです。
 駅を出ると、
「耳が寒〜い。耳当てがほし〜い」
 と、家内。
 さっそく駅前のスポーツ用品店へ。
「あのー、耳に当てる“耳当て”って、ありますか?」
 と、私、店員さんに聞きました。が、そのあとすぐに
(ん? “耳あて”じゃあ子供っぽい言い方だったかな?ほかのいい方があるのでは?)
 と思っているうちに、店員さん奥の方から“耳あて”を5個ほど持って来ました。私、すぐに聞きました。
「これってふつうはなんというのですか?」
 店員さん、あっけらかんと、
「あ、これはね“イヤー・ウォーマー”です」
(そうか、なるほど、耳を暖めるから“イヤー”ウォーマーか。そのものズバリのネーミングなのね)
 と、ナットク。
 家内、それらのイヤー・ウォーマーを耳に当てたりした末、
「私に合うのがないみたい」
 で、“イヤー・ウォーマー”はキャンセル。
(店員さん、ごめんネ)
 結局、東京へ帰って来てから、家内イヤー・ウォーマーを買ったようでした。
 念のため、私、「広辞苑」をひらいてみました。「イヤー・ウォーマー」。載っていませんでした。しかし、なんと!「耳あて」はちゃんと載っていたのです。
みみあて【耳当て】
 耳に当てて覆う防寒具。耳袋。
へえ、イヤー・ウォーマーは日本語では「ミミブクロ」ともいうのかあ。(知りませんでした)
 じゃあ、ついでだからと、またまた広辞苑を調べてみました。
 耳に関する語彙、広辞苑には諺をのぞいて、ざっと80余り。結構あるもんですね。
「壁に耳あり」「広辞苑に耳袋あり」でした。
 MY Diary、 次、冬から春へ――です。
 
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