活字世界のこぼれ話し

 
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過分数 (頭でっかちの意味)
紀元2600年・1940年商人のまち大阪生まれ。
マスコミ出身者が多い某大学を卒業。
以来、活字の世界から離れることなく日本中どこでも飛び回るメモ魔。

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2012年10月11日(木曜日)更新

第298号
 ノーベル賞を受賞する研究者に恥じない政治も欲しいよ。

 若さ、研究開始からのスピード受賞、今回のノーベル賞は快挙である。TV番組は、基礎研究部門で日本に水を空けられた韓国が、ノーベル賞を目指して、国家プロジェクトを立ち上げ、必死に日本を追っかけているニュースが流れていた。iPS細胞は、今後どれだけの病気を克服していくか、人類への貢献度は、限りないものになってくる。大型コンピュータ予算を削る仕分け騒動があったが、科学的頭脳に欠ける政治の愚かさを、今回の快挙が吹き飛ばしてもくれた。
 科学、基礎研究分野で、これだけ先見性を発揮する日本。これに反して政治、行政の後進性は、堕落と言っても良いくらい。東日本大震災の復興予算の目的外への転用、目の届かないところで相変わらず江戸時代から抜け出ていない行政の悪弊を見る。抜け目のない官僚を指導するのが、政治主導という言葉だが、官僚出の政治家もいて、予算配分のテクニックを知らない政治主導は、相変わらずのていたらくだ。少子高齢化が猛進する日本、今回の快挙を喜びとして、新たな日本を作るきっかけになって欲しい。
 

2012年10月04日(木曜日)更新

第297号
 いい加減いにしないと国民の多くの暴発が興るかも分からない

 第三次の野田内閣が成立した。なにおっ、もう三回も内閣が変わったのか。善政を展開しているわけでもないのに、衣替えが三回か。そして、何をしたのか知らないが防衛大臣で赤っ恥をかいた夫の片割れが、また大臣になった。そんなに人材がいないのかとあきれる。マスコミも悪い。話題性だけで政治家を見ている。政論、政策で政治家を見ていない。これでは政治が良くなるわけがない。
 夫婦でたらい回しもあきれるが、二代、三代にわたって世襲されるのはもっと許せない。その国の政治は、国民の民度を示していると言われるが、国民の自覚がないところには、正しい政治は行われないと言うわけだ。貯蓄があるから日本はギリシャ化しないというが、いつまで持つことやら、日本が。この閉塞感、貯まった不快指数が暴発すると恐ろしいことになる。とにかくすっきりしようよ。
 大臣たらい回しは止める。国家議員の世襲は禁止する。このようにはっきりさせないと、国力は落ちるばかりだ。馬鹿な人間が政治をやっているのだから。
 

2012年09月27日(木曜日)更新

第296号
 大相撲の世界に中国、韓国力士がいれば、ギスギスした関係はない。

 栃東が優勝して以来の日本人力士の優勝がない。この間、全てが外人、これで国技かと情けない限りだ。モンゴル、ブルガリヤ、エストニア、グルジア、ブラジル、ロシア、チェコと幕内四四人の力士の内、世界から七ケ国が大相撲にやってきている。こんな国際化された国技は珍しい。サッカーの世界も、比較的国境なき選手の移動があり、国際色豊かだ。ペレにしても、マラドーナにしても、ジタンにしても、若い頃は貧しい境遇の出身者だった。相撲の出身国も、比較的豊ではない国と言えようか。ハングリー精神が大きなバネとなって、過酷な修行を越えることが出来るのだろう。
 もし、中国、韓国からも大相撲の世界に、進出する人間がいて、役力士を務めるようになると、こんなギスギスした国際関係には、ならなかったのではと推測できる。日中国交回復四〇周年の記念TV放送を見ていると、四〇年前、田中角栄、大平正芳が毛沢東、周恩来を相手に大汗をかいていた。いろんな経緯をへて国交が回復、平穏な関係が樹立できた。どうして、当時の真摯な両国の感覚が、維持できないのか。もう一度、四〇年前を振り返ってみたいものだ。大事なのは、地道な文化交流、あらゆる領域での対話、これさえあれば国交はギスギスしない。中国、韓国からもどうぞ、大相撲の世界にいらっしゃい。
 

2012年09月13日(木曜日)更新

第295号
 何を軸にして政治家は行動をしているのか国民には見えてこない。

 政治の世界から男の闘いが、消滅してしまった。こうかくと女性に叱られるだろうが、女性ならもっとはっきりとするだろう。「ダメなものはダメ」と言い放ったのはおたかさん(注1)だった。ところが、男は一体、何をやっているのか、消費税増税で共闘しておいて、今度は相手政党の首相の、問責をあげつらう。生徒会ではないのだから、もっと政治活動の効率を考えて貰いたい。キャッチボールをやっているんではないのだ。 国境はそこに住んでいる人間にとっては、文字通り生命線であることを、日本人全部が認識すべきだ。尖閣、竹島と中国、韓国に上手くしてやられている。中韓両国の身勝手を許せば、限りなく領土は減っていくだろう。まして、地下資源を考慮すればなおさらである。そうした、一種の国難に遭遇しているときに、国家観も、哲学もなく、単なる数の多寡だけを競っている議会、これでは“日本よ何処へ行くのか”の感深しだ。政治家よ、「もっと勉強しろ」と叱咤したい。注1=かつての社会党委員長の土井たか子。
 

2012年09月06日(木曜日)更新

第295号
 政治は政敵とのバトルがなければ成長しない。勝ち取ってから出発。

 国を運営する人間の集団、国会議員が生徒会みたいな、仲良しクラブに堕落してしまった。国をどのような形に仕上げるのか、そのための方法論をどうするのか、このスケジュールが政策である。この政策を巡って、激しい闘いが生まれる。それが政策論争であって、思想、考え方の異同が試されるのである。政策論議の段階で、国の将来をどのように想定するのか、価値観が分かれるのである。ここから国民の選択が、関わってくる。それが生徒会みたいな、対立軸もない論議では、不毛である。
 政治家諸君、どうして自分の国家観を全面に押し出して、議論をしないのか。多数決ばかりを考慮し、数あわせばかりに腐心する。これでは国の未来がいつまで経っても、強いものにはならない。砂上の楼閣みたいなものだ。政治家、国会議員、何人が世襲で成り立っているのか。戦わずして、政敵を破る力もなく、国会への切符を手に入れる。こんな出自を持つ政治家は不用だ。地位は戦って取って初めて、力を証明する。戦わないところには、ないも生まれない。これだけは言える。
 
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