活字世界のこぼれ話し

 
2024年04月
01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
 
 
過分数 (頭でっかちの意味)
紀元2600年・1940年商人のまち大阪生まれ。
マスコミ出身者が多い某大学を卒業。
以来、活字の世界から離れることなく日本中どこでも飛び回るメモ魔。

ご意見・ご要望をお寄せください

 
ユーモアクラブトップに戻る
<<前へ 1234567891011121314151617181920212223242526272829303132333435363738394041424344454647484950515253545556575859606162636465666768697071727374757677787980818283 次へ>>

2014年10月23日(木曜日)更新

第398号
 集票システムの杜撰さが、政治の後進性を生むのである

 「人寄せパンダ」ではないだろうが、女性大臣二人が早々と、改造内閣から去っていった。如何に杜撰な人選であったかを証明し、現政権の脆弱性が天下に明白化された。前例のない新内閣の情けないスタートだ。国政選挙に限らず、公職選挙法は、厳しく遵守されなければならない。観劇、うちわでアプローチする選挙対策、未だにこうしたマンガティックな選挙対応策があるとは、世界の恥ではないか。
 それにしても、地方の持つ「おらが選挙」システムが、二十一世紀に入っても、効果的?であるという、選挙民を愚弄した、あるいは、それに気づかない選挙民の慣れ、いかにも日本的である。小選挙区制に問題の根源があるかも知れないが、仕掛ける政治家、それを甘受する選挙民、この図式がある限り、政治の後進性は免れない。政治家は政策を公表して、それを選挙民がどう判断するかが肝要であるあるはず、うちわで、観劇で投票するものではない。二人の女性大臣を選んだ首相の真意が、聞けないのも納得できない。民度に見合った政治しか持てないと言われるが、まさしくその通りだ。一票が真剣に投じられていたら、もっと、日本は良くなって言うのではないか。
 

2014年10月16日(木曜日)更新

第397号
 ハットトリックより一点多い得点を、たった一人に与えるとは

 新監督を迎え、日本サッカーもブラジルW杯の惨敗から再建途上にあるが、先行きが心配だ。根強い日本人監督要望もあり、何処かチグハグな状況がないでもない。それにしても、ブラジルのエース一人に四点も取られてしまうとは、無為無策ではないかと切って捨てたくなる。昔、昭和四〇年代に、サッカー界には初代日本リーグがあった。アマチュア、社会人のリーグ戦があったが、その頃は観客席はガラガラ、それでも面白い試合が展開され,それなりに楽しんだ。
 ところが、今を盛りの日本リーグを、一度もライブで観戦したことがない。あのサポーターの応援システムが、好きになれず嫌いなのだ。静かにベストプレイを、観戦する雰囲気ではないからだ。一方、海外で活躍する日本代表選手もいるが、所属チームのエースにはなれていない。TV観戦していると、海外での日本人選手は、体力に劣っていると見えて仕方がない。大相撲の稽古は、あらゆるスポーツで、最も厳しいと言われているが、それに学ぶべきではないか。体力に劣っていては世界には通用しない。そろそろ、外人監督に頼らずに、新しい日本流のサッカーに模様替えしてはどうか。それにしても、たった一人で四点も取ってしまうブラジル。かたや,世界から寄せ集めたジャパン、結果は見えていた。
 

2014年10月09日(木曜日)更新

第396号
 エネルギー枯渇へ進む中、見事な省エネ確信的発見、発明だ

 原発で揺れる発電業界、自然エネルギーを求めて、次世代電力源探求は、大きく言えば人類的な課題でもある。そうした時、青色LEDを発明、発見した日本人三人に、ノーベル物理学賞が同時に贈られた。電力消費の四分の一が、照明用に使われているという。夜を欺く現代生活は、ここにも表れているわけだが、有限の二四時間を、有効に使うためなら仕方がない人間の業でもあろう。夜を欺くのは。今回の受賞の対象は、何よりも、省エネに大きな効果をもたらした功績、これこそ科学の見事な開花であり、人知の勝利である。
 ノーベル賞は、原子爆弾を作り出した科学力にも与えられた形に繋がっているが、この青色LEDは、そうした反面教師的なかけらもない。夜を欺く人間的享楽を、増やす夜間照明は、調整可能ではあろうが、その電力を省くとは、なんたるヒューマニズムか。今回の三人の受賞者は、それぞれがドラマを持っており、その課程も楽しくさせている。そして、大きな成果の前には、間違いなく冒険心を伴った確信があったと言うことも、これまでにないノーベル賞と絶賛できるし、日本人の誇りでもある。
 

2014年10月02日(木曜日)更新

第395号
 名言「天災は忘れた頃にやってくる」を、身につけたい。

 富士山休火山、御嶽山は活火山、これは常識としては知っているが、今回の御嶽山突然の噴火は、大きな犠牲者を出してしまった。二〇歳代の後半、富士山に二年連続、富士宮口から登ったが、昭和四〇年代、もしも、富士山が噴火しておれば,今回の悲劇を体験させらられことを想像すると、背筋が寒くなる。それにしても、日本には火山が如何に多いかであり、その火山活動に対する予知連絡システムが、如何に杜撰であるかも知らされた。火山活動を示す地震が続いていたのに、それが噴火予知情報に繋がらなかった。予知連絡のリーダーは、設備、人手不足を理由に挙げていたが、大国と良いながら日本は、大きなスキを抱えていることも知った。噴火は大きなエネルギーの放出であり、大きな爆弾に匹敵する。この動きを予知できない、あるいは、予知連絡が出来ない、この隙間を埋めることは、早急に手を付けて貰いたいものである。
 「天災は、忘れた頃にやって来る」と言うが、この先人の言葉は見事な哲学だ。しかし、この哲学は言葉としてのみ評価されてしまい、現実的な命題になっていない。今回の悲劇を機会に、新たな発想、それに伴う予知連絡の徹底化などを、徹底的に進めて貰いたいと熱望する。
 

2014年09月25日(木曜日)更新

第394号
 空爆は時期尚早、国連的な問題処理方法に動くべきだ。

 イスラム国に対して、米軍その他の国が空爆を加えた。やがて、地上軍も投入される公算の確率も高い。ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク侵攻などと同じように、再び戦火を呼び起こす先端が開かれた。イスラム国は架空の国家と見なされており、国としての組織も公然化していない。いわば、ゲリラ集団に過ぎないと言える。それだけに、始末に負えない集団と言うか、平和的交渉を持ちかけるとしても、相手の存在が不明では、どうにもならない異常事態だ。更に、ゲリラ的手法が展開されており、欧米人の公開処刑などがマスコミに伝えられ、新たなアンチ・イスラム国の機運も高揚する。そして、対抗的空爆となった。
 イスラム国の無法な出方も、近くに石油という宝庫を抱えているからで、これを占拠されると欧米も辛い。それを死守し、打開するための空爆、何時もの欧米の論理がそこにある。こうした、対立する形を収束する立場にあるのが、国連だろう。いきなりの、空爆では真の解決は遠のくだけ、国連がもっと動かなければ、空爆は拡大するばかり、そして、長期戦になって、戦火による被害が増えるばかりだ。ウクライナを巡る民族対立、スコットランドの英連邦からの離脱志向などに、これまでにない、世界的な変革機運、新しい価値観裏付けの新思考の跋扈、高揚があり、地球規模で流動化現象が蔓延する。こうした混沌を消化させ、新しい価値観の元に整合性を持った思想が、今こそ生まれてこいと、声を大にしたい。人間の欲に絡んだ、同じ悲劇を繰り返すな。
 
ユーモアクラブトップに戻る
 


ページTOPへ