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2014年10月23日(木曜日)更新
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第398号
集票システムの杜撰さが、政治の後進性を生むのである
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「人寄せパンダ」ではないだろうが、女性大臣二人が早々と、改造内閣から去っていった。如何に杜撰な人選であったかを証明し、現政権の脆弱性が天下に明白化された。前例のない新内閣の情けないスタートだ。国政選挙に限らず、公職選挙法は、厳しく遵守されなければならない。観劇、うちわでアプローチする選挙対策、未だにこうしたマンガティックな選挙対応策があるとは、世界の恥ではないか。
それにしても、地方の持つ「おらが選挙」システムが、二十一世紀に入っても、効果的?であるという、選挙民を愚弄した、あるいは、それに気づかない選挙民の慣れ、いかにも日本的である。小選挙区制に問題の根源があるかも知れないが、仕掛ける政治家、それを甘受する選挙民、この図式がある限り、政治の後進性は免れない。政治家は政策を公表して、それを選挙民がどう判断するかが肝要であるあるはず、うちわで、観劇で投票するものではない。二人の女性大臣を選んだ首相の真意が、聞けないのも納得できない。民度に見合った政治しか持てないと言われるが、まさしくその通りだ。一票が真剣に投じられていたら、もっと、日本は良くなって言うのではないか。
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2014年10月16日(木曜日)更新
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第397号
ハットトリックより一点多い得点を、たった一人に与えるとは
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新監督を迎え、日本サッカーもブラジルW杯の惨敗から再建途上にあるが、先行きが心配だ。根強い日本人監督要望もあり、何処かチグハグな状況がないでもない。それにしても、ブラジルのエース一人に四点も取られてしまうとは、無為無策ではないかと切って捨てたくなる。昔、昭和四〇年代に、サッカー界には初代日本リーグがあった。アマチュア、社会人のリーグ戦があったが、その頃は観客席はガラガラ、それでも面白い試合が展開され,それなりに楽しんだ。
ところが、今を盛りの日本リーグを、一度もライブで観戦したことがない。あのサポーターの応援システムが、好きになれず嫌いなのだ。静かにベストプレイを、観戦する雰囲気ではないからだ。一方、海外で活躍する日本代表選手もいるが、所属チームのエースにはなれていない。TV観戦していると、海外での日本人選手は、体力に劣っていると見えて仕方がない。大相撲の稽古は、あらゆるスポーツで、最も厳しいと言われているが、それに学ぶべきではないか。体力に劣っていては世界には通用しない。そろそろ、外人監督に頼らずに、新しい日本流のサッカーに模様替えしてはどうか。それにしても、たった一人で四点も取ってしまうブラジル。かたや,世界から寄せ集めたジャパン、結果は見えていた。
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2014年10月09日(木曜日)更新
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第396号
エネルギー枯渇へ進む中、見事な省エネ確信的発見、発明だ
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原発で揺れる発電業界、自然エネルギーを求めて、次世代電力源探求は、大きく言えば人類的な課題でもある。そうした時、青色LEDを発明、発見した日本人三人に、ノーベル物理学賞が同時に贈られた。電力消費の四分の一が、照明用に使われているという。夜を欺く現代生活は、ここにも表れているわけだが、有限の二四時間を、有効に使うためなら仕方がない人間の業でもあろう。夜を欺くのは。今回の受賞の対象は、何よりも、省エネに大きな効果をもたらした功績、これこそ科学の見事な開花であり、人知の勝利である。
ノーベル賞は、原子爆弾を作り出した科学力にも与えられた形に繋がっているが、この青色LEDは、そうした反面教師的なかけらもない。夜を欺く人間的享楽を、増やす夜間照明は、調整可能ではあろうが、その電力を省くとは、なんたるヒューマニズムか。今回の三人の受賞者は、それぞれがドラマを持っており、その課程も楽しくさせている。そして、大きな成果の前には、間違いなく冒険心を伴った確信があったと言うことも、これまでにないノーベル賞と絶賛できるし、日本人の誇りでもある。
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2014年10月02日(木曜日)更新
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第395号
名言「天災は忘れた頃にやってくる」を、身につけたい。
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富士山休火山、御嶽山は活火山、これは常識としては知っているが、今回の御嶽山突然の噴火は、大きな犠牲者を出してしまった。二〇歳代の後半、富士山に二年連続、富士宮口から登ったが、昭和四〇年代、もしも、富士山が噴火しておれば,今回の悲劇を体験させらられことを想像すると、背筋が寒くなる。それにしても、日本には火山が如何に多いかであり、その火山活動に対する予知連絡システムが、如何に杜撰であるかも知らされた。火山活動を示す地震が続いていたのに、それが噴火予知情報に繋がらなかった。予知連絡のリーダーは、設備、人手不足を理由に挙げていたが、大国と良いながら日本は、大きなスキを抱えていることも知った。噴火は大きなエネルギーの放出であり、大きな爆弾に匹敵する。この動きを予知できない、あるいは、予知連絡が出来ない、この隙間を埋めることは、早急に手を付けて貰いたいものである。
「天災は、忘れた頃にやって来る」と言うが、この先人の言葉は見事な哲学だ。しかし、この哲学は言葉としてのみ評価されてしまい、現実的な命題になっていない。今回の悲劇を機会に、新たな発想、それに伴う予知連絡の徹底化などを、徹底的に進めて貰いたいと熱望する。
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2014年09月25日(木曜日)更新
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第394号
空爆は時期尚早、国連的な問題処理方法に動くべきだ。
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イスラム国に対して、米軍その他の国が空爆を加えた。やがて、地上軍も投入される公算の確率も高い。ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク侵攻などと同じように、再び戦火を呼び起こす先端が開かれた。イスラム国は架空の国家と見なされており、国としての組織も公然化していない。いわば、ゲリラ集団に過ぎないと言える。それだけに、始末に負えない集団と言うか、平和的交渉を持ちかけるとしても、相手の存在が不明では、どうにもならない異常事態だ。更に、ゲリラ的手法が展開されており、欧米人の公開処刑などがマスコミに伝えられ、新たなアンチ・イスラム国の機運も高揚する。そして、対抗的空爆となった。
イスラム国の無法な出方も、近くに石油という宝庫を抱えているからで、これを占拠されると欧米も辛い。それを死守し、打開するための空爆、何時もの欧米の論理がそこにある。こうした、対立する形を収束する立場にあるのが、国連だろう。いきなりの、空爆では真の解決は遠のくだけ、国連がもっと動かなければ、空爆は拡大するばかり、そして、長期戦になって、戦火による被害が増えるばかりだ。ウクライナを巡る民族対立、スコットランドの英連邦からの離脱志向などに、これまでにない、世界的な変革機運、新しい価値観裏付けの新思考の跋扈、高揚があり、地球規模で流動化現象が蔓延する。こうした混沌を消化させ、新しい価値観の元に整合性を持った思想が、今こそ生まれてこいと、声を大にしたい。人間の欲に絡んだ、同じ悲劇を繰り返すな。
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