活字世界のこぼれ話し

 
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過分数 (頭でっかちの意味)
紀元2600年・1940年商人のまち大阪生まれ。
マスコミ出身者が多い某大学を卒業。
以来、活字の世界から離れることなく日本中どこでも飛び回るメモ魔。

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2011年10月06日(木曜日)更新

第247号
 体力勝負のスポーツ世界、途切れた200本、どうするイチロー

 プロ野球の世界には、個人記録とチーム成績が同居する。イチローで不思議なのは、年間二〇〇本安打の記録を続けていたが、チームは最下位争い。この乘離現象がどうも、気になって仕方がなかった。個人の偉大な記録は、チームの成績に繋がらなければ、意味がないと考えたい。王チャンがホームランの世界記録を、塗り替えていったが、その間、チームはV9を達成していた。チームに貢献する個人記録、この組み合わせが観客を喜ばせるのである。
 さて、イチローの二〇〇本安打が途絶えたが、これは何よりも体力の衰えである。体力の衰えに勝てるものはない。魔法の体力増強剤でも見つかり、そして、それを使うことが出来れば、可能性が生まれるであろうが。ホームランと思ったのが、ショートフライでがっくり来たのが、ミスタージャイアンツだ。ここで、引退を考えたという。イチローの食生活を何処のメディアも教えないが、食が細いのではないか。プロ野球、全てが体力勝負の世界だ。さあ、来シーズンのイチロー、どうする。
 

2011年09月29日(木曜日)更新

第246号
 公金乱費は許されない。発覚すれば、返金するべきだ。

 公金とは誰のもので、何のために使うのか、ここのところがはっきりしない。前内閣が、機密費を一日に一億円を使ったことが判明した。昔、日露戦争前、日本から派遣された明石某は、大金を持ち込み、ロシアの国内を混乱に陥れ、戦争を日本に有利に導いたこと、これが英雄視されたのを覚えている。戦争に勝つために、相当額の宣撫金がいるものだ。この宣撫金には、領収書はなかったのは当然だ。
 明石某の宣撫工作は、大きな効果を日本にもたらした。このために、幾ら何に使ったのか、そんな詮索はこの際必要ではない。宣撫工作の、具体的な効果を考えれば、全てが水に流すことが出来るからだ。翻って、前政権が使った一日一億円を考えると、どうしても納得できない。単なる遊興費なのか、形を変えた宣撫工作があったのか。
 いずれにしても、会計審査委員会を、もっと強力に仕事をさせるしかないのである。その上に、理由のない公金浪費は、返還させるシステムを確立するべきだ。
 

2011年09月22日(木曜日)更新

第245号
 書店の売場は、出版業界の宝であるとの発想に立つ松原治理論

 紀伊國屋書店の社歴を語る松原治名誉会長は、何時も「間口二間、奥行三間」で始まった、と言う言葉が枕にある。それが現有勢力は約五万坪である。この店売と合わせて、企業、大学、官公庁などを相手とする営業本部も大きな販売力を持つ。この紀伊國屋書店の成長、拡大は松原治名誉会長の力に負うところが大きい。その根底には、書店の売場は出版業界共通の宝であるとの、自負があるからだ。戦後の荒廃から立ち直る日本再建の源は、出版物であるとする哲学も忘れてはなるまい。
 NHKの番組に「プロジェクトX」と言うのがあったが、ここでは新しい試みを取り上げる、企業の、学者の努力を追跡して、人気があった。これを引用して「紀伊國屋書店は毎日がプロジェクトXだった」と表現した幹部がいたが、売り方の新機軸、出版情報の伝達の精度と速度、これら読者サービスは絶えず改革され続けていたのである。この不断の努力無くして、紀伊國屋書店の繁栄は無かったと言えるのだ。
 当時は書店の適正坪数は三〇坪と言われていた頃に、一〇〇〇坪近い梅田本店を開店、この究極の英断が、その後の出版販売界の拡大に大きく寄与、ここに、松原治名誉会長の書店人の全てを象徴しているのである。
 

2011年09月15日(木曜日)更新

第244号
 増税の前に身を削ろう。泥にまみれてこそどじょうだ。

 野田新政権は、挙党態勢、適材適所、ノウサイド精神など、様々な表現を駆使して、国民に夢を与えたと言って良いだろう。ところが、早々と大臣が更迭された。どうしてこんなことになるのか、何よりも、大臣に指名された人間が、如何に日本語が身についていないと言うことだ。日本語を正当に使いこなせない人間は、大臣はもとより、人の上に立ってはならないのだ。母国語が使いこなせない、こんな劣化した人間は、出直すべきだ。初等教育はもとより、家庭教育からでもしかりだ。
 新政権は増税路線に進む気配が濃厚だ。正当に必要な金であれば、税金であれ、寄付であれ付き合いはするつもりだ。しかし、それだけの負担を言い立てるのなら、まず、無駄を省く姿勢を示せと言いたい。自らの周囲から血を見るように、身を引き締めて、身を削りながら無駄を省く、その上に増税という国民負をお願いするべきだ。
 東日本大震災は国難であるとの見方は、大半の国民が理解している。そのために必要な資金は、国民全体で負担する覚悟もある。こうした背景があるのは、政権にとっても有利なはずだ。そこで、何かを犠牲にする発想がないと、被災地再建のスピードアップは出来ない。歳費を削れ、公務員を減らせ、そうした声を聞くべきだ。どじょうは泥にまみれてこそ、どじょうではないか。
 

2011年09月09日(金曜日)更新

第243号
 精度の高い高福祉なら、高負担に決して反対はしないつもりだ

 スエーデンに代表されるように高負担、高福祉で国の運営が出来れば理想だ。豊かな福祉制度は、勤労意欲が損なわれるという見方もあるが、老後も確実に豊かに生きられる国作りは、国民の幸福度を高める。その点、日本は未だに江戸時代の官僚制度が、何処かに残されており、国民のためにと言う感覚が乏しい。
 筆者も、精度の高い福祉社会が実現できるのであれば、高負担でも良い。ドイツの高速道路は無料だ。それは、消費税で補填しているからだと言う。無料と言うことは、料金を徴収するコストもゼロだ。この感覚の方が良い。
 日本には無駄が多い。国会議員、地方議員の数も、もっと減らせるだろう。スリムに出来るところは、いたるところにあり、多い無駄をカットできるはずだ。重ねて書くが精度の高い高福祉、そのための精度の高い高負担、これを拒否はしないつもりだ。
 
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