活字世界のこぼれ話し

 
2024年04月
01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
 
 
過分数 (頭でっかちの意味)
紀元2600年・1940年商人のまち大阪生まれ。
マスコミ出身者が多い某大学を卒業。
以来、活字の世界から離れることなく日本中どこでも飛び回るメモ魔。

ご意見・ご要望をお寄せください

 
ユーモアクラブトップに戻る
<<前へ 1234567891011121314151617181920212223242526272829303132333435363738394041424344454647484950515253545556575859606162636465666768697071727374757677787980818283 次へ>>

2011年04月07日(木曜日)更新

第222号
 義援金はもっと早く被災者の手に。余っている人材は、誰でも素早く。

 東日本大震災は、余りにもスケールが大きいため、なかなか復旧が進まない。気になって仕方がないのが、義援金が集まっているのに、被災者に届かないことだ。困っているときにこそ、素早い対応が不可欠だ。受け皿がないとか、渡しようがないとか、様々な理由付けが存在しているが、それでは義援金の意味がない。必要なときに、素早く役立たせるのが、義援金ではないのか。お役所仕事とよく言われるが、どうしてこう融通が効かないのか、腹立たしくもなる。
 人材もそうだ。非常時なのだから、これまでの常識を守っていては、全てが手遅れになる。公務員を削減する案も様々な形で進められているが、地方議員削減も同じで、余った人材は、どんどん被災地へ派遣して良いのだ。それにしても、二万八〇〇〇人近い死者、行方不明、この数字でどうしてもっと慌てないのか不思議だ。
 

2011年03月31日(木曜日)更新

第221号
  科学を味方に付けた人類は、科学を尊敬し、科学と共存する謙虚さが必要だ。

 人類が地球を支配できるのは、最初に火を発見したように、科学を味方に付けたからだ。それが進んで、とうとう、月へ人間を運ぶことも出来た。このように、人間の科学する行為は、様々な新境地を開拓してくれるし、無限の可能性を人間にもたらしてくれる。原発のすばらしさは、二酸化炭素を発生させないところにある。地球温暖化の元凶を作り出す石油、石炭に代わる物としては、クリーンな電気を生産してくれるのは、原発しかないと言って良い。
 しかし、科学は怖いのだと言うことも、知らなければならない。原子爆弾がそうだ。同じように原発も、徹底した管理の中に置かなければならない。今回の津波を想定外というのは、当たらない。恐ろしい原子爆弾相当の力を、使いこなして行かなければならないのだから、徹底的な管理が必要のはずだ。原発は民間企業の仕事ではいけないのではないか。国家の仕事、国民が責任を共有するぐらいの事業でもあるのだ。民営化をもう一度見直しても良いのでは。
 

2011年03月24日(木曜日)更新

第220号
   ACとオシムにもう少し付き合って、痛みを分かとう。

 死者、行方不明が2万人も越える惨劇は、最大の試練を日本に突きつけている。これを、どのように乗り越えるのかは、世界も注目している。第2次世界大戦の徹底的敗北を復興させ、GDP大国になった日本、今回の試練をどのように切り抜け、再興が完成するかは、改めて日本の力が試されることになる。政治の混迷、経済の停滞を抱え、さらに、日本脱出を図る、外国人の行動を生み出した原発事故、この3重苦を克服しなければ、日本の将来と同時に、国家運営の評価も生まれては来ないだろう。
 TVは悲劇を鎮魂させるために、ふざけたCMを外し、ACとオシムに登場を願っている。これを繰り返すところに、飽き飽きすることもあろうが、暫くはこれに付き合うしかない。それにしても、平時に流されるCMが、如何にこうした悲劇の前では、不似合いかが分かった。CMが消えたことによる、販売不振、景気後退は確実だが、多くの被災者を鎮魂するためにも、暫くは我慢しなければなるまい。神戸も、新潟も復活した。東北の復活を切望したい。もう暫くはACとオシムに付き合おうではないか。
 

2011年03月17日(木曜日)更新

第219号
 地域限定的非常事態宣言を発動して、日本全体で救済活動を取れ。

 ニュースを商品化するTV画面は、憤りまでに繋がる。悲劇を、さらに悲劇に仕立てようとする画面処理には、憤りさえ感じる。全てが復旧を目指すべきで、そのために全てが集中すべきだ。ヘルメットを付けただけで、被災者に溶け込んだ積もりで、したり顔でマイクを握るキャスター、発する言葉も常套句、これではチャンネルを変えるしかない。
 原発報道も。何処までが危険水域なのか、はっきりしない。放射能をきちんと解説すべきだ。それにしても東京電力の稚拙な対応、独占的公共事業のおごりが全てだ。経営トップが、もっとはっきりと消費者に向けて、謝罪と説明をすべきだ。筆者は古稀世代、六〇年振りに停電を経験、歴史を繰り返させられた。それにしても高層住宅の停電は、恐ろしい環境破壊だ。 報道陣が入れる被災地、そこへどうして救援物資が届かないのか。それが不思議だ。地域限定の、非常事態宣言的な大きな強い公権力を、発動できないのか。日本全体では物資は余っている。やる気さえあきれば何でも出来る。それをしない。腹が立ってきた。
 こうした大災害は、画面報道よりも、活字報道が、地道で真実をしんみりと伝えていることに気がついた。原発問題にしても、日本救済にしても、海外の素早さは、本当のところを、全て日本人以上に知っているからだろうとも感じた。
 

2011年03月10日(木曜日)更新

第218号
   公務員はどうして緊張感をなくしてしまったのか。緊張感を持て。

 国家公務員、地方公務員、公職につく人間のモラルの低下は、最近甚だしく劣化している。これは日本と言う国に、緊張感がなくなったからだと分析したい。戦後の成長期からその後の安定期、さらにバブル期を経て、それに続く崩壊、デフレ不況の長期化、こうした流れの中で、国全体が弛緩状態に陥ってしまった。その具体的な現れが、公務員の業務遂行力の弱体化、合わせてモラルの低下、これらが集積して年金問題での、抜け穴状況を生み出しているのだ。
 国全体の弛緩状況が長期化すると、日本国は形を変えた漂流現象の中に、存在しなければならなくなる。まして、政治の劣化がこれに加わると、さらに恐ろしい前途が予測できる。こうした無責任体制から、どうしたら抜け出せるのか、これこそ最大の課題だ。そのためには、国民一人一人が、原状を厳しくチェックし、絶えず異議申し立てをしつこくやっていくことしかないだろう。
 
ユーモアクラブトップに戻る
 


ページTOPへ