活字世界のこぼれ話し

 
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過分数 (頭でっかちの意味)
紀元2600年・1940年商人のまち大阪生まれ。
マスコミ出身者が多い某大学を卒業。
以来、活字の世界から離れることなく日本中どこでも飛び回るメモ魔。

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2008年10月23日(木曜日)更新

第97号  定期入れ落した

 落とし物はよくやるが、出てこなかったことはないとなるとついてると言える。出版社のパーティーから、二次会に駆けつけるとき、タクシーの中から携帯電話をかけた。鞄(リュック)、お土産の入った手提げ袋、デジカメを指にかけていた。尻ポケットから定期券入れを出して、そのまま下車。二次会中頃に気づく。領収書を頼りに電話をかけるが、何処も九時〜五時が仕事と留守番電話。諦めた。 入っていたのは、キャッシュカード、健康保険証、診察券、各出版社の入館証、図書カード、自他の名刺他。キャッシュカードは翌朝止めた。困ったのは健康保険証だ。借金に使われることを考えるとぞっとした。交番に落とし物として届けたが、使われるとどうしようもない。
 翌朝、タクシー(個人)から電話、午後に届けますと。ここで一言。定期券入れには名刺も入っており、自宅の住所、電話番号も入っている。夜中でも良いから一報が欲しかった。預かっておりますと。忘れ物が出てきてこんなことを書くと、贅沢だと言われそうだが、一晩、まんじりともしなかった苦痛が、しゃくの種。出てきたのだから、終わりよければ全て良しとしておくが。
 

2008年10月15日(水曜日)更新

第96号 いま、選挙すべきか?

 選挙とは投票する側から見れば、もどかしいものである。と言うのも、多数決原理が働いているから、自分の一票の持つ力を弱く感じるからだ。自分の考え方と同じ人間の存在に、相互依存的に期待するしかないわけで、自分自身の選挙民としての意志を、具体化するには、あまりにも隔靴掻痒の気分にならざるを得ない。そうわ言っても、棄権するわけにも行かない。例え少数派と分かっていても、意思表示をしないわけには行かない。 マスコミは何を根拠に事前に、選挙結果を予測するのか分からないが、その予測に、選挙民も影響されることもあるという。なんのことはない、マスコミに誘導されているのだ。選挙は参政権の具体化だ。例え一票でも、疎かにしないで投票しなければならない。昔、「野党第一党に投票しろ」ということを、誰言うこともなく教わったが、今も守っている。政権党と交代可能な政党が、野党第一党だから、受け皿としての政党を育て置く必要があるからだ。政権党と野党第一党の緊張関係を、楽しむためにも。そういう意味からも、今すぐ解散、参政権を行使したい。     
 

2008年10月08日(水曜日)更新

第95号 巨大モール誕生

 イオン・レイクタウン・越谷のスケールは巨大だ。いきなり大きな町が生まれる。それも田圃の中に。武蔵野線に新しい駅が、出来るまもなくニュータウンの完成、稼働だ。時代の流れと言えばそれまでだが、この迫力には戸惑う。楽しそうに、期待感を込めて、来場する顧客の笑顔が良い。ただ、何処か違うのでは、との気持ちも湧く。それは、近所の商店街で慣れた買い物方法と違うからだ。陳列された商品が、あまりにもピカピカだ。冷たい。
 しかし、大規模ショッピングセンターは、これからの主流になるのは間違いない。大量宣伝で、大量集客力で、大量販売を仕掛けるのだから。四国の田舎に帰ってきたが、大型モールの駐車場は満杯、中は混雑していた。町の商店街の時代は去っていくし、街角の専門店もなくなる。別世界が生まれているのだ。
 

2008年10月01日(水曜日)更新

第94号

 総裁選最盛時、テレビでの新首相、記者の質問に「新聞は読まない」と言ってのけた。マンガは読むが新聞は読まないとも。新聞は政権を持つものに厳しいのは当たり前、その厳しさを糧として先へ進もうとするのが、首相たる度量の示し方だ。新聞を読まない政治家とは、ある面では新聞に書かれていることが、怖くて読めないと取られる。そう考えると、ある種の敗北宣言ではないのかと思う。 新聞を読まないとは、かつて首相引退時に「新聞は出ていけ、テレビは前へ」と言ったことを思い出す。この時は引退時だから良いとしても、首相になったばかりでは、ちょっと困る。ただ、悪びれずに誤るところは、明るくて良い。ただ、敵を民主党に絞りすぎるところに限界を感じさせる。それにしても、世襲政治家が多すぎることだけは、しらけざるを得ない。
 

2008年09月24日(水曜日)更新

第93号 王監督 今季で退任

 私事ながら、若い頃、徳島の田舎の高校の同級生がある時「王、大鵬、ジャック・ニクラウス、浅丘ルリ子」と続けて、自分の名前を加えた。何を言っているのか、最初は気がつかなかったが、皆んな同級生だった。昭和一五年生まれ、一九四〇年、紀元二六〇〇年である。ONの内、NよりOに傾いたのは、同級生意識もあるが、派手なNにはどうしてもついていけない。地味な0が好きだった。
 国体の高校野球に選抜で優勝経験のある早稲田実業が選ばれたのに、0は日本国籍がないというので出場不可能、スタンドから観戦する写真を、新聞紙上で見たのをいまだに忘れられない。昭和三二年だったか。国民体育大会に、日本国籍保持者以外は出場できないなんて、この時初めて知った。現在ならマスコミも大騒ぎだろう。グランドで笑顔を浮かべて、応援する姿が0との出会いの原点だ。
 その後、物凄い実績を残し「世界の王」になったが、どの報道を見ても、この原点が脳裏に浮かぶ。胃の全摘手術後も、戦いの第一線に立つ、このエネルギーも燃え尽きたのか、引退する。ご苦労さんと言いたい。
 
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