活字世界のこぼれ話し

 
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過分数 (頭でっかちの意味)
紀元2600年・1940年商人のまち大阪生まれ。
マスコミ出身者が多い某大学を卒業。
以来、活字の世界から離れることなく日本中どこでも飛び回るメモ魔。

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2014年03月27日(木曜日)更新

第368号
 日本人横綱は、しばらくの間は、生まれない覚悟が必要だ。

 横綱が三人になるが、すべてモンゴル人、一体、国技がこれでは名称変更を要求する。円形格闘技とでもしようか。そうは言っても、年俸二三億円で、MLBに乗り込む日本人若者もいるのだから、横綱が外人に占められても、それはそれで仕方がないと言えるだろう。考えてみれば、大相撲の力士は主に日本の過疎地というか、これを言ってはいけないのだろうが、貧しい地域からの出身者が多かった。これだけ、日本が豊になって、飽食三昧、どうして3Kの最たる大相撲の世界に、わざわざ入る必要があるのか、もっと安直に手に入るものは入るのだから。モンゴルのGDP、平均年収は日本と比べてどうなのか、少なくとも力のある若者は、日本の相撲の世界で、一攫千金を実現出来るシステムになっている。それを狙うのは当然である。国際分業とでも言えようか。
 新人遠藤が将来性を買われているが、学生時代の勲章が、幕下付け出しという特権を活かしているからで、今後は学生出身の横綱を、待つしか他はないのではないか。あの大鵬の孫が、相撲に熱を入れていると聞く。若貴兄弟は家業が相撲一族だった。他にも一族で構成する相撲業もある。これでは、平凡すぎる。新しい感覚で相撲業界を再構築しないと、外人横綱しか誕生しないのでは。モンゴルからの出稼ぎは、かつての国内地方からの出稼ぎと同じカテゴリーだった。これが崩れてしまったのだから、日本人横綱を期待するなら、新しいスポーツとしての相撲を、作らなければなるまい。
 

2014年03月20日(木曜日)更新

第367号
 お国のために税金は払うが、どう使われるかもチェックしたい

 三%、五%、八%と消費税が増えてきた。一〇〇〇兆円以上の借金を背負った国力、これを考えると、広く財源確保のために増税も仕方がない。これは認めざるを得ない。それだけに、今後の税金の無駄使いには、目を凝らして行きたいもの、東日本大震災のための復興庁に、予算の一割しか使えないシバリ、こうした税金の使い方は、どうしても解せない。こんなことは許されないはずで、今回の消費税増額も丁寧に追跡して、使われ方をチェックして行かなければなるまい。復興予算の目的外への使われ方、これは厳重にチェックだ。
 何時の場合もそうだが、増税直前の駆け込み需要が話題になる。増税を逆手にとって、売価の値下げをするところもあれば、便乗値上げを臆面もなく取り込む物販業もある。経済&景気の動向は、は生き物、生身の持つ敏感性があっても良いが、火事場泥棒的なやり方は、何としても情けない。こうした状況変化に対応するには、納税者側の冷静、且つクレバーな姿勢が要請される。税金は、ただ納税すれば良いというものではない。払った以上、どう使われていくのかを、チェックする義務も伴う。税金は払うから、どう使われるかきちんと追跡する。この気構えを持とう。納税者は。
 

2014年03月13日(木曜日)更新

第366号
 国民目線のない東日本大震災復興策に反対したい。原発も同じだ。

 東日本大震災から丸三年が経って、未だに津波に流された土地が、荒漠としたままTV画面で見せつけられると、一体、この三年間何をやってきたのかと、歯がゆい気分が涌いてくる。復興庁まで作り、災害復興対応に遺漏なき準備が進行中と思っていたら、復興予算の一割しか、復興庁に使える権利がないという。相変わらず縦割りの官庁機構が、既得権を死守してバランスある予算の執行を遮っているのである。こうした官庁を横断的に縦横無尽に手玉に取れるのは、政治の力という。阪神淡路大震災の場合は、社会党党首の内閣ながら、実力政治家が動き、円滑な復興スケジュールが成立した分析する。首相よ、アベノミクスの前に、大きな仕事があることを忘れるべきではない。
 原発も一体どういう方向を取るのか。都知事選で公約がはっきり分かれて、今後の動向が注目されるが、そんな中、首相は外国へ原発を売り込みに出かける。この政治哲学的不一致を、どのように世界は理解するのであろうか。そうか、ソチ冬季五輪が終わってみれば(パラリンピックは実施されているが)、ウクライナ問題が顕在化した。スポーツの祭典は、こうした形での利用価値もあるのだ。注目度をそらせるための。世相を見極めるには複眼での掌握力が必要だ。そうしないと真実を見失うことになるからだ。
 

2014年03月06日(木曜日)更新

第365号
 どうして同じような、避けられる悲劇が起きるのか。

 犯罪はその国の文化度を如実に証明する。これは、筆者のオリジナリティーと自負するのだが、そんなに甘くはないだろう、先達は既にこうした発想を作り上げていると思う。また、長距離バスに事故が起きた。この前、そんなに前ではない、長距離バスが事故を起こし、法改正まで実施し対策に乗り出した。それなのに同じような事故が起きる。今回の事故も、運転手の自己管理の欠陥が生じさせたものである。こんな類似的な現象が、短時日の間に起こる。これこそ、国家の文化度の低さだ。
 バス会社は稼がなければならないのは、当然であり無理をする。ここに問題がある。無理をさせる、その無理を容認して、業務に就く運転手がいる。この辺が、不幸の始まりだ。ここで、正常化を試みなければ、事故はもうすぐそこだ。分岐点がここにある。さて、そんなに、運転手を追い込んだのは何か、世は不景気、与えられた職場にしがみつかなければならない。そして、無理をする。これを誰が止めるのか。普通の最小の常識さえあればいいのだ。夜行バスという、無理を承知で乗らなければならない環境も恨みたい。
 

2014年02月27日(木曜日)更新

第364号
 どんなに小さなことでも、異議申し立てを忘れず実践を。

 日本人は何時から優しくなり、不条理に怒りをぶつけることを諦めたのか、大いに気にかかる。NHKのトップが、あれほどまでに、言論人失格を露呈しているのに、何もそれに対する異議申し立ての声が、ほんの少ししか聞こえてこない。商社マン経験者は、儲けることが全てに優先する体質を持つ。NHK現会長は、まさしくそれに当てはまる人格だ。言論の重要性以前の問題で、品性の欠落さえが問われている。日付のない辞表を前もって出させるとは、ヒットラーもやらなかった手法ではないのか。首相のお友達というが、支える取り巻きがこの程度では、首相周辺入れ知恵者群の、知性のお粗末なことも推測できると言うものだ。
 図書館の「アンネの日記」が破られている。何かの予兆を感じさせるこの愚行、早期の処置を取りたいものだ。少数派の意見を無視するのは、危険なことであるが、この「アンネの日記」を意識的に傷を付けるのは、何を狙っているかは識者ならずとも理解できる。
 現首相は、戦争に向けて全方位的に、事を進めているとの見方もあるが、まさか、そこまで愚かではないだろう。しかし、歴史はまさかの積み重ねで、悲劇を生んだのもまた事実だ。まさかの逆襲に襲われないように、小さなことから、大きなことまで、異議申し立てをしっかり実践したいものである。
 
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