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2011年09月30日(金曜日)更新
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第272話 サザエさん笑話72
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28巻は「東京オリンピック」の年、昭和39年(1964年)の作品。私は大学を出て、いよいよ、東京の出版社につとめた年。週刊誌のグラビアを担当していたから、オリンピック選手村(代々木)や東京から京都まで高速道路をカメラマンと出かけたことが懐かしい。
ワカメが「おしうり」とサザエさん、マスオさんに伝える。マスオさん、ゲキタイの為、立ち上がろうとすると、サザエさん「だめ、あなたじゃかわされちゃう」と自ら出動。押売と対面するや否や、押売「オヤ、こちらはヤマモトフジコさんのお宅ですか」サザエさん、大いに買いまくる。
マスオさんゴルフにお出かけ。サザエさんおかんむり。近所のゴルフ友だちも出かける。大きな楽器入れを持って。 サザエさん、その奥さんに「いいわねえ、お宅は芸術にご趣味おもちで」「まあその点はねえ」と奥さん。中にゴルフバック入っていて「要領ですよ」とマスオさんに見せる。
サザエさん、舟の着物みて、「いいおメシね」「これアセテートよ」 舟、サザエさんの洋装をみて、「ウールじゃないの」「ナイロンよ」 波平、一人「変わらぬものはカシワモチくらいか」と食べてると、カツオ「そのはっぱビニールだよ」
マスオさんとサザエさん、人に道をたずねる。その人いわく「とうふ屋があります。一丁ほどで」 二人、「ないじゃないか」 四コマ目。マスオさん「ありゃ落語の円とつだった。ひっかかったよ」サザエさん「とうふ屋一丁、落ちをつけたね」
これ、実は、私、落語の「円とつ」知らないので、オカシさ、わからぬままです。
警察で、ドロボーの取調べ風景。磯野家180円アキス事件につき、「イソノなんて名聞いたことありませんや」警官「オリンピックで外人のものでもとるようじゃ日本人の恥だ」いうと、ドロちゃん「えっ、東京でオリンピックがあるんですか、はじめてうかがいました」警官「こう、しらばくれちゃ手がつけられん」とあきれる。
いたづら屋のカツオ、サザエさんに蛙を飛びつかせ、頭にコブ。外にでる。波平帰る。「また、何かやったんだろう」カツオ「先生のおっしゃるとおりにしただけだ」「人のいやがることをすすんでやりなさいって」波平「ウム、えらい。そりゃサザエの方が悪い」
マスオさんサザエさん、海外旅行の練習として、洋食店に入りテーブルに座って、マスオさんがサザエさんにお茶をつぐ。となりの席のご夫婦、ご主人が奥さんをせんすであおぎながら、マスオさんに「やはり、お宅もご養子で?」
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2011年09月27日(火曜日)更新
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第271話 サザエさん笑話71
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27巻は昭和38年、39年の作品だ。
8月15日、波平が家の雑巾をみて「どこかでみたようなきれだ」舟「あたしの防空ずきんだったの」そこで波平「戦後18年、感無量」とビールを飲む。
マスオさんとサザエさんが正月らしき日、タクシーに乗って出かける。サザエさん「アラ1964のナンバーよ」運転手「それにあっしがタツオって名でね」「それにベンテンさまを乗っけてるし」いわれてサザエさん500円チップ渡し、マスオさん「バカ500円もつつむやつがあるか」
カツオが波平に学用品代をねだる。波平「だめだめ」「いかんといつたらいかん」そこでカツオ「実は日本シリーズ友だちとかけてんだ」これに波平すぐ乗って「そうか、どっちかけた」とカツオに負ける。
ノリスケが波平とこにきて、古い日記を見つけて見る。「ケイオウ元年のだ」波平「ごせんぞのだ」。ノリスケ、めくってみると「なんだろう3日しか書いてない」「血は争えませんねえ」ご先祖とは「磯野藻屑(もくず)」さんだ。
波平が、冬、庭の木に寒肥(かんごえ)をやりながら、「そういや、昔くみにきてた農家のおじいさんどうしているかなあ」 そのそばをタクシーに乗った人が「なつかしいなあ」「ようくみにいったもんだ」運転手は「は、土地をお売りになる前ですか」
マスオさんのいい分にサザエさん、おこっている。マスオさんは「そりゃむろん男のほうが悪い」「がその気持ちもわかるといっただけだ」と弁明。舟が「だれの話」と聞くと、庭のカゴの鳥のツガイの外で、ラブコールしているオスの小鳥に応じるカゴの中のメスの小鳥がいた。
サザエさん出かけようとすると、女友だちが車に乗っていて「お乗りになりません」とさそう。サザエさん「アラ、めんきよおとりになったの」「じや乗せていただこうかしら」といって、「いったん家に入り、頭にハンカチ一フつけて出てきて、車にのるとき、ハンカチーフ取れて、ナベがあらわになった。
ワカメ、風邪で寝ている。医者くる。ワカメ、クスリぎらい。舟心配。医者「実はいまのんだミルクにくすりがまぜてあったんです」ワカメいわく「こっちだって、いまの紅茶に入れてやったんだからね」
マスオさんが近所のおばあさんと孫の喜び風景(孫が入学試験に合格)をビデオ撮影。何回もNG。「ダメ、全然感激がない」おばあさん「合格を聞いたせつなのようにゃいきませんわい」といいながら、何回もテスト。「おばあちゃん合格した」「ユメではにゃぁか」と演技する。
先生がサザエさんに「以前、交通事故にあわれましたか」「いいえ、一度も」「ホホホなぜですの」「いや打ちどころが悪かったのかと」「ではいきましょう。ホワツトアーユー、ドゥインガベッシー?」
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2011年09月23日(金曜日)更新
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第270話 サザエさん笑話70
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26巻は昭和何年の作品か。「BG」という言葉がでてくる。今じゃ「OL」という(ビジネスガールからオフイスレディへ)。
差別用語としての「ライ病」から非差別語としての「ハンセン病」への変化もあり(映画「砂の器」に表現されている)。その他数え切れない。
波平がカメラ屋で「ごくかんたんなカメラがでてきたんだって」と聞く。亭主が内に向って「オーイ、どんなバカでも写せるカメラそこにあったろう」と指示。波平出てしまう。亭主「オレはどうも商売はむかんらしい」と反省。
そういえば「バカチョンカメラ」っていったな。
マスオさんが波平に「40すぎたら自分の顔に責任もたなきゃいけないんですってね」
波平、鏡とにらめっこ。 サザエさんと舟、「どうして出かけによけいなこというのよ」
この文言、誰がいったのか。たしかアメリカの大統領だったな。リンカーンだったか。テネディだったか。
たしかに40で少年顔では成熟してないか。
カツオ婚礼行列(花嫁がムコのところに行く)を見て、近くの家の青年に伝え、なぐられてコブができた(しばしばカツオのコブ漫画あり)。波平と舟がその青年ケシカランと抗議に行く。
青年いわく。「しっかりしなよ、また行かれちゃったじゃないか」といったんだ。チクショー。
サザエさんとマスオさん、宝石店で「これステキほしいね」「安いじゃないか買ったらいいじゃないか」 店主に告げると「19万円でございます」これにはビックリ、ひき下がった。 店主「〇を一つ見落とす人はあるが二つ見落とすのはめずらしい」
当時の19万円は今(平成23年)の2百万円位か。
ある息子と母のヤリトリ
「よお、うめぼしババアいまけえった」
「どこのたくってた。うすらバカ」
「ソーラ、いなりずしだ、ありがたく思え」
「ごますりめ、その手に乗るか」
息子、マスオさんの待っている外に出る。「今夜は降るぞ、アホンダラ」と洋傘をなげる。
息子とマスオさん、そろって碁会所にいく途中、「ひどい会話だったねえ」「それでいて二人だけに通じるツーンとしみる親子の情。アア・・おふくろはいいなア」
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2011年09月20日(火曜日)更新
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第269話 サザエさん笑話69
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「電車の二重衝突事故」『マリリンモンロー事件』『太平洋ヨット横断』「アベック衛星船の成功」のあった年だが、私は『』の二つしか憶えていない。
しかし、さて、昭和何年だったか。太平洋ヨット横断のホリエさんはたしか私と同じ年だから、20代だ。今や、お互い73歳だ。
マンガは老人が寝込んでいて、サザエさんが「どうなさったんですの」と聞くと、4つの事件をならべて「老人には、ショックの強い世の中ですわ」と説明。今や私がその老人だ。
平成23年3月悪日の東日本大地震、9月悪日の台風12号とショックあり。
波平が文化勲章の新聞報道を読んで「この道一筋何十年。えらい。出来んことだ」と感心。カツオとサザエさんが、波平に、「それなりによくやった」とほめて、「ビールの友の文化くんしょう」「ま、一杯やって下さい」とビールをついでいる。
ある年配の男が名画展を見て、あまりにも裸婦の絵が多いのにウンザリして、「映画」にでも行きゃよかった」と家に帰ってきた。彼は家業が風呂屋で、番台の仕事にとりかかった。
カツオとワカメがよその家に遊びに行って、ひいおじいさんが殿様から拝領した盃、ヤリの名人としての立派なヤリを見て帰り、波平に「うちの祖先に有名な人いないの」と聞く。波平いわく「いたとも。ご一新のころ『磯野藻屑(もくず)』『源の素太皆(すたみな)』がいて、彼岸にオハギを38個喰って大評判とった」と自慢。カツオ「そんなの人にいえないや」
タタミから会話が聞こえる。「そうおいしくもなかったけど、ちょっとたべてらっしゃいよ」「どうも・・・こう暑いとなあ・・・」「ひと口だけでもどう」「まるっきり食欲ないんだ」
マスオさん、タタミで昼寝から覚めた。サザエさんが「アラ、ここのところひとつノミに食われているわよ」「そうかい」
※前話・第268話に一部修正ありましたので差し替えました(支配人)
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2011年09月16日(金曜日)更新
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第268話 サザエさん笑話68
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24巻は、前巻が昭和35年だったから、昭和36年ごろの話か。マスオさんが鳥かごをていねいに洗っているのをカツオが見ている。「愛鳥週間」だからと答える。カツオは「バードウイークか」「だから美空ひばりも婚約したんだな」と飛躍推理した。そういえば、ひばりの婚約(小林旭)はその頃だったなあ。
その頃、そういえば昭和39年東京オリンピック準備で高速道路などの整備が進行した。ある家に立ち退き要請あり。カツオが猛反対した。軒下にツバメの巣のある家だったから。
選挙の投票日の投票呼びかけの宣伝カーからの声「オレが入れないからって」「どうってこたあないさ」「など考えずいますぐ投票所に行きましょう」かくて、マスオさんフトンから飛び起きて投票所行き。なかなかイキな宣伝文句だ。
波平が食事のあと胃が張ったような気がして、医院に行き「先生、胃がんの初期じゃないでしょうね」医者は手を見て「どれ、大丈夫。こんなに生命線が長いもの」
波平は、もと会社のエライさんをしていたが、これではマンガが書きにくいので、平社員に降格させた。胃潰瘍にさせたと思う(いずれ後の巻に描かれるハズ)
ワカメが石につまづいて、転び、泣きじゃくり。ようやく、サザエさんがかけつけた時泣き止んでいる。「はやくこないから異常かんそうでナミダがかわいたよ」とワカメ、おかんむり。
今川焼屋夫婦の夫がいそいそお出かけ。交番が「なにごとです」と問う。「山本筋子のロケをやってんだそうです」交番「ああ、ボク一ぺんほんものが見たかった」かくて、2人、入れ代りロケ見物。そのため、一時、交番は今川焼屋が受け持った。
いいなあ、私も「筋子」さんが見たい。
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