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安田健介
弁護士・S13生まれ 京都在住
同人誌「奔馬」編集長

このたび、ユーモアクラブ支配人の児玉さんと再会し「私を笑わせた話たち」を連載することになりました。人間のつながりは、不思議なものですねえ。私は関西人間、児玉さんは北海道人間、昭和39年に双葉社という出版社に私、入社しまして3年で退社しましたが、その間のつながりです。
でも空白が長く40年以上の時をへだてた再会です。これぞ、まさに情報化時代の付合いのあり方でしょうか。
私は、「笑い」については、相当の関心をもってきましたので、それを発表できることは嬉しいかぎりです。
どうか、宜しくお付合いください。

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弁護士 安田健介が日々考えていること

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2011年07月22日(金曜日)更新

第252話 サザエさん笑話52

 サザエさん第12巻は昭和28年を背景にした笑話です。(ミスユニバース第3位に伊東絹子さんが選ばれた年ですから)。

 この年、私は中学卒業、高校1年生だった。まだテレビ見たことなし。ラジオ時代だった。

 ところが、家にテレビはないが、街頭にテレビがあったそうな(私は知らない)。

 波平が会社の同僚と、途中まで同道し、「じゃ今日は急ぎますから」「またいずれ」と別れる。

 ところが、2人は同じ街頭テレビ(野球放送)を、真ん前で観ていた(2人の内心や如何)。
 

2011年07月19日(火曜日)更新

第251話 サザエさん笑話さん51

 サザエさん第11巻は、昭和20年代末ごろが背景。カヤ、ハエタタキなどは、いかにもその当時の話に思える。

 それとは別に、今(平成23年)にも続いている、「土用うしの日」のウナギ食べ習慣話もでてくる(ウナギ屋がウチワでウナギ蒲焼のニオイを外に放り出して、バス停に立っていた波平とカツオを店内に誘い込んだ)

 23ページ。サザエさんが買い物に出る途中、街頭でクツの大安売りをやっていた。二人の男がいて、「もっとまからないの」「こんな安い品は他じゃぜったいありませんぜ」のやりとり。

 サザエさん、通り過ぎるが、「やっぱり買っちゃお!」と、安売りクツのところに戻る。

 すると、さっきの客が、こんどは売り手になり、さっきの売り手が客になっていた。
 

2011年07月15日(金曜日)更新

第250話 サザエさん笑話50

 サザエさん10巻は昭和28年の作品です。なぜなら軍人恩給が復活(終戦時アメリカにより停止させられていた)した年で、その話題も漫画化されています。

 扇風機が家庭に普及しはじめたのも、昭和28年です。

 10巻16、17ページ。ハゲ頭のお客さんを迎えて、サザエさんは電気扇風機をそばに置いて、サービスに努めた。

 
 3コマ目。サザエさんは、ワカメに「お客さまのそばにたってみてよ」と頼む。

 ワカメがハゲ頭の客のそばに立ち、髪の毛が風で流れているのを見て、サザエさんは、扇風機の効果を確認した。
 

2011年07月12日(火曜日)更新

第249話 サザエさん笑話49

 同じ9巻で、もうひとつ(115ページ)。ラジオ時代。ノリスケが波平、舟の家に居候している。舟がラジオの浪曲「去年の秋のわずらいに、いっそ死んでしもたら、こうしたなげきは・・・」を聞いて、涙している。

 そのとき、ノリスケが「すみません、オリンピック中継が始まります」と、ラジオのチャンネルを切り換えた。

 ヘルシンキオリンピック。戦後はじめて日本が参加したオリンピックです。水泳の古橋が二位になりました。

「感激の一瞬、日本入賞です。また入賞」のラジオからの流れ言葉に、舟、感涙。
 

2011年07月08日(金曜日)更新

第248号 サザエさん笑話48

 サザエさん9巻を精読すると、昭和27年が背景であることが分かる(したがって8巻までは、それ以前が背景)。
 
 28ページ。波平が居酒屋で見知らぬ人と飲んでいる。見知らぬ人、気勢をあげている。「だんなー 一ぱい、いきましょう」二人は「独立日本の前途のためカンパイ!!」と、できあがっている。居酒屋を二人は肩を組んで出て、波平が見知らぬ相棒に「君の家はどっちだ」とたずねると、相棒「サア 今日恩赦で出たばかりだから」と答えた。

 昭和27年4月28日、日本は独立した(サンフランシスコ平和条約)。 それを記念して、犯罪者を大量に恩赦(無罪放免など、内閣が例外的にする制度)したのだ。

 そういうわけで、恩赦を受けて、無罪放免を受けた元犯罪者が「日本独立バンザイ」を叫んで、波平をまきこんで、酒に酔っていたのです。
 
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