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2013年09月03日(火曜日)更新
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第322話
ボケという笑い
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漫才など笑わせコンビに、ツッコミ役とボケ役の役割分担がある。
このふたつの笑いの分担の中、「ボケ」こそが笑いの源泉といえよう。「ツッコミは「ボケ」を生みださせるきっかけでしょう。
「ボケ」の笑いとは「とぼける」笑いといえよう。
一例として、横山エンタツの息子の花紀京(ハナキキョウ)のふるまいがある。
悪役の高利貸だったかヤクザだったかが、差押さえだったかで店に乗り込んできたとき、その店の番頭だったか役のハナキのとった振舞いとは。
コマーシャル
いちばん入られては困る部屋の入口にトウセンボをしたのである。
これにより、高利貸は当然、そこに大事なものがあると分からせてしまうのである。
これぞ、とぼけ「ボケ」の典型です。
ボケ役は様々なパターンの違いがあるが、「とぼける」一点において共通性がある。
今はなき「人生幸朗」のボヤキも、ボケの一種類だ。
東北出身の兄弟漫才コンビの兄が弟を「トオルちゃん」と呼ぶ。その弟のしゃべりもボケ役である。
映画「男はつらいよ」の寅さん(渥美清)は正にボケ役である。
綾小路きみまろの漫談も、ケーシー高峰の医者漫談もボケであり、私が第1話から100話まで話した体験話もすべてボケ話なのだ。
その他、笑いの根本はボケにあり、と言っても過言ではなさそうだ。
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2013年08月26日(月曜日)更新
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第321話 笑い320話ふりかえり
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「私を笑わせた話たち」は2009年(平成21年)1月から4年半、300話超えになる。
1話から100話までは、私の経験を題材にした。
200話までは、「徒然草」を題材にした。
300話までは、「サザエさん」を題材にした。
その後100話を「星新一」作品を題材にしようかなと考えていたが、原作3000話を入手しないまま、過ぎてしまって、気ままに書いています。
あらためて、星新一さんのショートショート作品研究しようかと考えているところなのです。
テレビコマーシャルをテーマに100話を語ることもできるでしょう。
あるいは、歌謡曲もいけるかも。これは「私を考えさせた話たち」のテーマでもやれそうだ。
シェークスピア研究だって、シャーロックホームズ研究だって、江戸川柳だって、題材はいくらでもある。
あと数年、1000話まで、とりあえず続けたい。
イチロー4000安打には遠く及ばないけれど。
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2013年08月20日(火曜日)更新
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第320話 あれから40年
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私は今や後期高齢者の75歳、隠居身分。
40年前、昭和48年は35歳、弁護士2年目だった。まさに新進弁護士。まだ独立できず、大阪の大弁護士事務所に勤務していた。
あれから40年。今や弁護士を引退した。
綾小路きみまろさんは、40年前の新婚さんの会話をした後、「あれから40年」後の変化を売りにして、中高年のおばさんたちの笑いをとりまくっている。
「笑い」はAの認識から、かなり離れたBの認識変化をさし示し、これが受取人に大いなる快楽を与えて、笑い声を発するに至ることである。
「笑い」の喜劇的感動の他に、「泣き」の悲劇的感動が1、2位を争う感動競争です。
シェークスピアは、悲劇(ハムレット、マクベス、リア王、オスロー)と喜劇(真夏の夜の夢など)両方を生んだ。
推理モノも、犯人が意外な人である点で、笑いを通低するところあり。
私の女房は推理物テレビをよく観ているようであるが、ヤマムラミサの作品は全くつまらないとこぼしている。
私は彼女の作品など見る気がしないので見ていない。女房に賛成。
笑いとはちがうが、松本清張さんの原作「砂の器」は感動的だった。
笑いは悲劇的感動とは質はちがうが、別の方法で、時には低いレベルのものもあるが、悲劇におとらないアウトプットなのである。
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2013年07月12日(金曜日)更新
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第319話 笑いは広告の味つけ
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広告に笑いの味つけ役割が与えられて久しい。
今でもその数はかぞえきれない。
ラーメンチェーン店の「天下一品」は、木村社長とベッキーのコンビで笑い広告を連発している。
話は変わるが、「虫コナーズテクノ」のおばちゃん3人組の広告は、3人おばちゃんの歌とおどりをおぼえてしまって、カラオケで歌ってしまいたいほどだ。
宝くじの広告は、いれかわり、おもしろ広告を連発している。今やっているキムタク演じる広告はびっくり、おもしろだ。
キムタクが宝くじに電話をかけると、自動音声で「宝くじを買おうかどうしようかと考えている人は1を」 「宝くじを買うのはあたりまえだ、この野郎!と思う人は2を」 と音声がでて、キムタクがびっくりする設定。
これは、おもしろい。私は宝くじを買わないが。
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2013年05月16日(木曜日)更新
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第318話 ツーレロ節
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一昨日も夕方ふらっと行きつけの歌謡居酒屋「いさてつ」に行って、オカミさんと疑似恋愛したり、カラオケ歌いまくりした。
カラオケ歌い曲のレパートリーは100曲はあると思うが数えていないので分からない。私は「いさてつ」で「アカペラ」で歌う人として、店の常連客に知られていた。マイク使わず地声で歌っていた。最近、マイクを使い出した。マスター、オカミさん、常連客が、「その方がうまい」と言ってくれている。私自身もそれを実感している。マイク利用により、音量にとらわれないユトリが出て、ビブラート、コブシに神経を行き渡らせることができるのだ。
ツーレロ節は最近歌いだしたカラオケ曲だ。ネットで調べると、「ドリフのツーレロ節」が圧倒的に情報量が多いが、私は「美ち奴のツーレロ節」(昭和19年のレコード)が好きだ。
私には10歳上の兄がいて、私が4歳から6歳(昭和17年から19年)のころ、ツーレロ節を吹き込まれた。そのころ、兄は平安中学生で、私に中学生レベル悪ガキ意識を与えた。
ツーレロ節はネット情報によると「台湾民謡」がもと曲だそうだ。その中に、いわゆる「春歌」(男女のセックス歌)が多く含まれているようだ。いつの世、どこの国でも、中学生ともなると、そこんところに関心がいくものですなあ。私も大いにいきました。しかし私4歳、兄14歳のとき兄は関心のなさか、私は、なんやこれ、だったが、とにかく暗記させられた。
ツーレロ節の歌詞は牛のよだれのように長―く続くが、私が暗記させられたのは二つの歌詞のみ。
ツーツーレロレロツーレーロ
ツーレーラレツレトレシャン
ツレラレトレシャンランラン
の後、
1、うちの母ちゃん洗たく好きで、夜の夜中に竿さがす竿さがす
2、うちの父ちゃんキツネかタヌキ、夜の夜中に穴さがす穴さがす
これを歌ったら、「いさてつ」のオカミさん、40歳すぎの鉄子さんは大いに感じ入ったと見えた。
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