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2015年03月03日(火曜日)更新
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第115話 抽象力の重要さ
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かのマルクスは、「資本論」で「抽象力」の重要さを指摘しました。
彼は、「階級」が国を支配している、と考えた。このように抽象(要約)したのである。
「資本家」階級が支配する資本主義(自由主義)国家を、「労働者」階級が支配する共産主義(社会主義)国家に変える必要ありと主張した。
これを受けて、ソヴィエト連邦(ロシアの前身)、中国などの国家が生まれた(北朝鮮)も。
この抽象力はまちがいであった。
だから、ソ連(いまのロシア)は自由主義国家となり、中国は共産党一党だが資本主義(自由主義)をとりいれた。
このように、マルクスの「階級」という抽象力は、世界を一時期だけ支配して消滅した。
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2014年09月10日(水曜日)更新
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第114話 中学数学 塩水算(3)
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5%の食塩水300g中、食塩は15gである。こんな問題、簡単だ。とお思いでしょうか
水が285g、食塩が15g、併せて食塩水300gである。
こんなこと、「なにが」数字として決定的に重要なのだ、わからない、という人が多いのではないか。
この問題は、「必ず一つの正解があるから、問題として成立するのだ」というところが重要なのです。
食塩水を300gというように、「重さ」単位で問題を出しているから「答え」が一義的に出るのです。
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2014年09月02日(火曜日)更新
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第113話 中学数学 塩水算(2)
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「塩水算」は中学数学のみならず、「数学」のとても重要な課題だという。
なぜか
5%の食塩水300g中食塩は「何g」か。
この問題を中学生でつまずく生徒がいるのは、「%」と「g」の関係の問題だ。
いやこの問題点は高校、受験、大学、社会人にまでつらなることなのです。
「5%の食塩水」というものの国語的理解ができていないのです。
お客さんはどうですか。
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2014年08月15日(金曜日)更新
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第112話 中学数学 塩水算(1)
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中学数学の中心問題として「塩水算」がある。数学の基礎の基礎が良く分かるテーマらしい。
明日香出版社発行、平山雅秀著「中学数学のややこしい文章題が3分で解ける本」第14刷99頁に例題1(全部で例題10まである)があります。
例題1 「あなたの目の前に5%の食塩水が300gできあがりました。この中に食塩は何g含まれているでしょうか」
この文章を読んだ読者は何人いるでしょうか。かりに100人とします。100人の読者の答えを求めます。
今日は、ここまで。
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2014年06月23日(月曜日)更新
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第111話 本を理解する一方法
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今、私は「私を笑わせた話たち」の方で、笑いの分析(笑い哲学)の文章三つを紹介している。
それで、それぞれの文章を書き写している。
そのことで実感したことは、書き移すという方法でネチネチ読む方が、単に目でスラスラ読むよりも、質的に明確に理解度が深くなるということである。
なぜだか、般若心経の写経ということがよく行われているらしい。
写経することで、心が深くお経にとりつくことは確かだ。より深く進むといってよい。
時には霊にとりつかれる状態になる人もあるという。キツネツキ、憑依などはその極限といえようか。
碁に強くなる方法のひとつとして、碁の名人といわれている人(今なら、井山祐太)の打碁を並べて勉強する方法がある。
私はこの方法はしたことがない。だから、私のカラ(バカの壁)を破れないのだが。
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