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2012年09月24日(月曜日)更新
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第65話 比喩利用のススメ
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比喩(ひゆ)とは、ある状態をそのまま言うだけでなく、他の事象と比較させて表現する手法である。
比喩的思考は、全然しない人としょっちゅうやりまくる人に分かれる。だから比喩は、笑いにも、推理ストーリーとも繋がる。
比喩には直喩、陰喩ほか、いろいろ分類できる。日本では陰喩がもっとも好まれると言われている。
「リンゴのような赤いほっぺた」という方を直喩、春日八郎歌う「別れの一本杉」の表現。
「赤いリンゴに口びる寄せて」の歌は、赤いリンゴの話しかしていない。
しかし、「リンゴは何にもいわないけれど、リンゴの気持ちはよく分かる。リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ」というところを考えると、青森から東京に行った恋人をしのんだ歌ではないか、などと妄想したりして。
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2012年09月19日(水曜日)更新
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第64話 感情移入
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私が中学生の時、知事選挙の棄権防止の標語の懸賞募集があり、国語の時間に考えて発表させられた。私はこれといった標語を発表できなかった。
この懸賞の一等は次の標語。
「棄権して誰を知事さんにするつもり」
おしり水洗つき便器の売り出し標語。「おしりだって洗ってほしい」が売上げに、大いにプラスしたことは以前に語った。
先ほどの棄権防止標語と共に「感情」を上手に刺激しているところに特徴がある。
交通標語いろいろ(注意一秒 怪我一生など)あれど、「ヒャーとした あの一瞬を忘れるな」が優れていると思う。
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2012年09月06日(木曜日)更新
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第63話
「共同体こそ基本」が見えない「バカも壁」
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養老孟司さんの「バカの壁」は「窓際のトットちゃん」に次ぐミリオンセラーだ。私も読んで、私の「バカの壁」を取り除くことができた。マインドコントロールの壁を崩したのだ。
多くの人(特に若者)はリバタリアンで自分の自由中心でつき進みがちだ。私もまた、そうだった。大学時代、当時流行のマルクスやサルトルに脳ミソを奪われていた。サルトルの「人は自由だ。いや自由の刑に処せられているのだ」にはまった。
とんでもない。個人の個性だとか自由とかなんてタカが知れている。「共同体」「歴史」の外に出ることなんかできないのだ。
現に私は、日米戦争、戦後の長期インフレ、平成4年から20年のデフレ、74歳の肉体、京都府宇治の住所の中でウロウロしている他ないのだ。
こないだのカミナリさまのお叱りは体にこたえた。
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2012年08月30日(木曜日)更新
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第62話 保険という構想
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保険という共同体助け合いシステムは、いたるところにあって、私たちに安心という穏やかな心得を与えてくれている。
私の実例から話そう。
私は弁護士40年になる。当初3年は大阪で修業して、昭和50年(1975年)から京都で37年自営した。今や、2年前に京都市内の事務所を閉鎖し、家賃も給料も支払わなくてよい自宅に引っこんで無収入、無支出の隠居生活を楽しんでいる。
京都で弁護士を始めた時から、京都弁護士協同組合のすすめで、ガン保険にお付き合いで入った。家族がガンになっても貰えるアフラックガン保険(テレビでよく宣伝している外資系保険)です。
ところが、2年前から女房がガンになり、京大病院に1ヶ月に1週間ペースで抗ガン剤治療で入院を続け(すでに22回)ている。アフラックのガン保険のおかげで入院代金は保険から出るので、大いに助かってる。
ついでに私はすこぶる元気で、毎月1回病院の定期血液検査を受けているところ。血圧、血糖、コレステロール、脂肪、アルブミン、その他正常です。(ややヘモグロビン不足でホルモン注射を毎回している)。
ビール好きで毎日2リットル半は飲んでいる。女房いわく、「アンタみたいな副交感神経中心の人はガンなんか寄りつかない」
ま、アフラックのガン保険にはお世話になってます。
最近テレビでは、アフラックの他ソニー損保、アメリカの保険会社の宣伝が目立つ。どうやら、保険業界は好況らしい。
アフラックのガン保険はガンに特化した「医療保険」である。多数のガン心配人たちがガン保険に入って、私の家は実際にガンが発生したので保険金をもらっているのだ。
保険とは、ある心配に備えて多数の人が保険金を支払って、心配が現実化した人にお金を支払う互助組織です。
保険会社(保険相互会社)から見れば、「(保険収入+保険金運用金)-(保険支払い+従業員給料)=利益」という構造である。
保険という構想は、生存保険、死亡保険、自賠責保険、火災・地震保険、盗難保険、ホールインワン保険、有名人の顔保険、その他さまざまある。
各種保険は医療保険、各種年金(国民、厚生、共済)は生存保険の一種です。
各種年金、とくに厚生年金最近一年の決算は2兆円の黒字だそうだ。健康、長生きのセイだ。
「消費税を含む税金収入、生活保護費、公務員給料、国債利払いなどの支払い」は正に、国レベルの保険です。
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2012年08月20日(月曜日)更新
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第61話 オームの法則
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19世紀にオームさんが発見した法則は、世の中のいたるところに貫いている。
オームさん発見の法則は、電気の法則として発見された。
トースト、などは熱を出すよう20アンペアぐらいの電流(アンペア)を使う。
電流の流れ(電流・アンペア)=電気の力(電圧・ボルト)÷電気の流れに抵抗する力(抵抗・オーム)の式で示される。
私の家には関西電力から、常時110ボルトの力(圧力)の、必要なアンペア量の電気が流れている。
蛍光灯などは1アンペアの電流で充分明るくなる。LEDなどはもっと少ない電流でいいらしい。アイロンや鉄板焼、ID電器調理、トーストなどは20アンペアぐらいの電流(アンペア)を使うという。これ等に必要な抵抗は、それぞれの電器機具にそなわっている。
さて、おもしろくも恐ろしい電流と人体の関係である。人の体の中を1アンペアの電流が流れたら100パーセント死ぬという。いや、0,1アンペアでも危ういという。
人の体の抵抗力(オーム)は、塩水でぬれていない普通の状態で10万オームぐらいらしい。
家の電気は110ボルトだから、これに触れても、110ボルト÷10万オームの極弱い電流が流れるだけで人体に破壊はない。
ところが塩水にずぶ濡れの100オームの抵抗力しかない人が100ボルトの電気に触れたら、、、ああ恐ろしや、1アンペア電流が体に走り、人は死ぬ。
オームの法則的事象は電気に限らない。
人体の中に張り巡らされている血管を流れる血流も同様です。
私は一時期、血圧(ボルト)が170と高かったが、今は130で正常である。血流は生まれてから死ぬまで、心臓のポンプから強い血圧の力で体の毛細血管の末まで流れていく。
血圧が異常に高くなるのは、血管の中の壁にコレストロールが付着して血管が狭くなると、必要な血流を送るために心臓のポンプの力(血圧)を上げざるを得ない。
そのために、血管という抵抗体に力が多くかかり、血管が破れやすくなる。脳の血管の一部が破れた(脳出血)、詰まった(脳梗塞)りして、脳の一部が死なぬよう、養生(生活習慣改善)が必要。
長嶋茂雄さんは、左脳の一部梗塞で言語能力と右半身に影響が出た。私の友だちは右脳梗塞で左半身に痺れが残っている。
去年(2011年・平成23年)3月11日、東北太平洋海岸から陸に津波が上陸した映像は正にすさまじかった。
津波の圧力(ボルト)に対して、人体・家・物体などの抵抗(オーム)はまことに弱く、人はてんでんにそれぞれで逃げるしかなかった。
話変って、高校野球やオリンピック。サッカー・卓球・バレーボール・柔道・走り、どの競技をみても。特にサッカーなどは攻撃(圧力)と防御(抵抗)との変化の速さに、正に手に汗握るのだ。
私の好きな碁もそうですよ。サッカーと非常に似ており、私は今日もインターネットの80人の仲間と碁サッカーを楽しむ。
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