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安田健介
弁護士・S13生れ 京都在住
同人誌「奔馬」編集長

『私を笑わせた話たち』同一人
「笑話」は毎週「火・金」発表
200話を超えて継続中です。
この度、支配人におねだりして
『私を考えさせた話たち』を
毎週「木」に発表させて頂く
こととなりました。
何故なら「笑い」は生活を
笑い視点から照らすものなので
硬直的思考をときほぐし、少な
くとも二次元的視点を手に入れ
て、快感を入手するものです。
しかしそれだけでは、生きる力
(チカラ)に足りない。
「笑い」の基盤たる「考える」
を掘り起こす要ありと考えたの
です。
どうか、お付合いください。

ブログ
安田健介は なにを 考えているか
http://plaza.rakuten.co.jp/
satotakehiko/

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2011年08月18日(木曜日)更新

第10話 「バカの壁」の考え方(続)

 第1話で養老孟司さんの「バカの壁」の考えた方のひとつに触れた。人間にはバカの壁とでも呼べる壁があって、その壁の向こう側は考え及ばない。つまり「思考停止」領域がある。あるいは「アベコベ思考」に陥りやすい領域がある。と論じたものである。

 第1話で触れたのは、人間の「身体」と「脳」の関係について「脳」中心思考に陥りがちだが「身体」中心の思考こそ正しいという考えだった。

 その他にも「都市」と「田舎」の関係について、「都市」中心思考は間違いで「田舎」この基本だと説いている。
「個人」と「共同体」の関係についても、「個人」より「共同体」こそ基本だと解いている。

 私は養老さんの「バカの壁」思考に大いに学んだつもりだが、身についたかどうか。
 

2011年08月15日(月曜日)更新

第9話 言葉は約束から始まる

 台風はほとんど、南方面の海から吹いてくる。これを「南よりの風」という。「南よりの風」とは、南からだけでなく、南西方面から吹く風も含まれる「約束」になっている。
 「南より」の「より」は「方面」の「約束」であり、「の」は「から吹く」の「約束」で「へ吹く」の意味ではない「約束」です。

 日本語の「の」は、いろいろな意味の「約束」を持たされているが、「北の風」の「の」のような「から」の意味の「約束」は少ないのではないか。
 
 日本語そのものが、日本語利用者間の「約束」から、意味がなりたっている。

 「象は鼻が長い」「私は君が好きだ」などの「は」と「が」の利用の「約束」は外国人には分かりにくいようだ。
 

2011年08月11日(木曜日)更新

第8話 テレビ1位、ネット3位

 広告収入1位はテレビが断トツ、2位新聞、3位インターネット、4位雑誌、5位ラジオだ。
 インターネット広告、特にグーグルが躍進中です(ヤフーを飲みこんだ)。

 つまり、この順位で人々がメデァに群がっているのです。

 たしかに、私とてテレビ情報入手1位、2位インターネット、3位新聞、後なし、というところか。

 私は、広告はどこにも出していないが、インターネットには、私の名前で発信している。これが、インターネットの個性といえる。
 

2011年08月08日(月曜日)更新

第7話 歌謡曲の「歌詞」の力の弱さかな

 歌謡曲は「詞先曲」(歌詞が先)、「曲先曲」(メロディが先)に分かれる。
故作詞家 阿久悠さんは、「詞先曲」をめざした。 故作詞家吉岡治さんも同じか。この二人は、歌謡曲の「歌詞」の弱さに抵抗した人にみえる。

 吉岡さん作詞、石川さゆりさんの歌う「天城越え」は、「難解詞」として話題になることがあるが、ほとんどのカラオケ歌い手は歌詞の意味などお構いなしだ。 

 この歌の歌詞ストーリーが、「本妻が、夫と愛人の現場になぐりこんで、夫を奪い返す」すさまじいものだとは、ほとんどの人が知らないのではないか。
 

2011年08月04日(木曜日)更新

第6話 三つのズンドコ節

1.ドリフのズンドコ節

 学校帰りの森影で
 ぼくに駆けよりチュをした
 セーラ服のおませな子
 甘いキッスが忘らりょか ソラ

 毎日通った学食の
 赤いホッペの女の子
 内緒でくれたラーメンの
 ショッパイ味が懐かしい ソラ

 入社早々人目惚れ
 お尻をつりつり歩いてた
 社長の秘書のグラマな娘
 でっかいヒップが目に浮かぶ ソラ

 なかにし礼作詞 作曲不詳。
 高校時代、大学時代、社会人なりたて時代の淡い恋物語だ。


2.アキラのズンドコ節

 ズンズン ズンドコ
 ズンズン ズンドコ
 街のみんながふりかえる
 青い夜風もふりかえる
 君と僕とをふりかえる
 そんな気がする 恋の夜
 散歩しようか 踊ろうか
 一緒に言いましょ アイ・ラブ・ユー
 グッド・ナイトと二人に
 ウィンクしている街あかり

 ズンズン ズンドコ
 ずんずんズンドコ
 グラスならべてもういちど
 君の笑顔をもういちど
 僕におくれよもういちど
 とてもいのちが燃える夜
 一年前には知らなんだ
 半年前にも知らなんだ
 若い二人がいつの間に
 こんなになるとは知らなんだ

 ズンズン ズンドコ
 ズンズン ズンドコ
 街の夜更けをただひとり
 君と別れてただひとり
 恋のせつなさ ただひとり
 だいて戻れば星がふる
 今夜もあの娘を夢で見る
 逢いたい見たいと夢で見る
 夢を見なけりゃなんで見る
 見るまで一日寝て暮らす

 作詞は西沢爽 作曲不詳。
 恋がかなり深まった若い二人のメロメロ状態を歌い上げている。


3.きよしのズンドコ節

 ズンズンズン ズンドコ ズンズンズン ズンドコ
 風に吹かれて花が散る
 雨に濡れても花が散る
 咲いた花ならいつか散る
 おなじさだめの恋の花
 向こう横丁のラーメン屋
 赤いあの娘のチャイナ服
 そっと目くばせチャーシューを
 いつもおまけに2・3枚
 ズンズンズン ズンドコ ズンズンズン ズンドコ

 明日明後日明々後日
 恋わる心の風車
 胸に涙があふれても
 顔にゃ出せない男なら
 角のガソリンスタンドの
 オイルまみれのお下げ髪
 なぜかまぶしい糸切り歯
 こぼれエクボが気にかかる

 ズンズンズン ズンドコ ズンズンズン ズンドコ
 楽しい時でも泣き言は
 口を結んで一文字
 いつかかならず故郷へ
 錦飾って帰るから
 守り袋を抱きしめて
 お国訛りで歌うのさ
 西の空見て呼んでみる
 遠くやさしいお母さん
 ズンズンズン ズンドコ ズンズンズン ズンドコ

 作詞は松井由利夫 作曲不詳(編曲 水森英夫)。
 若いときの恋心はなかなか実らない。しかし、いつか嫁さんをつれて故郷の母に見せる日をめざすのだ。
 
 この三つのズンドコ節は、いずれも「曲先」(きょくせん)すなわちメロディが先にあって、歌詞を後でつけたものだ。 だから、三曲とも歌詞のストーリーが違う。
 
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