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2014年05月07日(水曜日)更新
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第105話 碁スポーツのおもしろさ(3)
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「ゴ」はタテ、ヨコ19×19=361の交差点にある碁盤に向き合った二人の人が、交互に黒石、白石を打ち合い、囲んだ領地の多さを競うスポーツです。
二人の選手は、黒石の選手が、ある交差点に黒石を置いた後、白石の選手が碁盤のどこかに石を置くのを見守る他ない。
自分だけで自由気ままに領土を作れない。相手が邪魔してくるからです。
ここで、「ゴ」のもうひとつのルールがあるのです。
相手の石のひとつあるいは集合を、こちらの石が隙間なく囲った場合、相手の石を捕虜にできることです。
相手の石を囲んで捕虜にしたら、捕虜が居た場所がこちらの領土になるだけでなく、捕虜を相手に返して相手の領土を減らせるから、領土の大きさを捕虜の2倍になるのです。
これが「ゴ」を複雑かつオモシロクしている一要素なのです。
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2014年05月01日(木曜日)更新
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第104話 碁スポーツのおもしろさ(2)
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「ゴ」スポーツは、2人が19×19=361の碁盤競技場の中で、交互(カワリバンコ)に黒石、白石を置き、自分の領土の大きさを競うものです。
平均的には、2人で260(1人130)回ほど、石を置き、60ないし80の領土の取合いをする。
プロの試合では、領土の大きさ1場所を争うことも多い。
アマチュアの私でも、「1場所」相手より少なくて負けて、くやしい思いをしたことがある。
黒石の人と白石の人がカワリバンコに361の中の思い思いの所に石を置いていって、領土の取合いをするのです。
どのように石を置けば多く領土がとれるかのノウハウ、ハウツーを手に入れたレベルは、アマチュアでは50段階以上あり、プロはアマチュアの頂点にあって、その中でも9段階あり、その頂点が、「名人」「本因坊」「棋聖」などのタイトル保持者となるのです。
私はアマチュア四段か五段ですが、六段の人と碁を打つと、自分の非力さをつくづく知らされます。
アマチュアでは、力の差に応じて、ハンデ(弱い方があらかじめ碁盤上に黒石を2ないし9置く)をつけます。
この点はゴルフのハンディと似ています。
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2014年04月22日(火曜日)更新
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第103話 碁スポーツのおもしろさ(1)
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これから、囲碁(いご)のおもしろさについて、何回か語ります。
まず、碁(ご)は、タテ19、ヨコ19の交差点、合計361交差点という宇宙の中で、二人の人間(白石を持つ人と黒石を持つ人)が、戦うスポーツです。
黒石を持つ人と白石を持つ人が交互(カワリバンコ、カワリベンタ)に打つのです。
これこそが、碁スポーツの「基本システム」です。
野球も交互にせめたり、まもったり、しているところは碁と共通です。
ピンポン、テニス、バトミントン、とも共通しています。
しかし、碁は、野球などとちがい、二人の碁打ちは、静かに座って、スポーツをやります。頭スポーツですね。
私は、「ゴ」スポーツに熱中しています。
碁スポーツの中身(中味)は複雑ですが、二人が交互に意思を表示するというルールが、なんといっても基本です。
このルールを如何に深く理解して、実行するか、によって、碁スポーツの上達は、なりたっているのです。
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2013年11月14日(木曜日)更新
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第102話 「保険」という人間の知恵
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保険という産業は今や、かなり大きな産業になっているとおもう。
私は京大法学部に昭和33年に入学して、ほとんど講義を受けなかったが、たまたま、「保険法」の大森さんの「講義」を聞いたことがある。
すると、ナルホドと思った。
「保険とは何ぞや」と彼は語っていた。
根源には「不安」がある、という。
「火事」「地震」「病気」「死亡」「がん」「ゴルフのホールインワンお祝い資金」などなど。
そこで、「保険業」が発生した。
アメリカで保険業がもっとも盛んである。
日本では、国営などの保険が発達しているので、民間の保険はツケタシである。
アメリカでは、国営保険がない(最近オバマさんが国営保険を始めたが)。
日本では、アメリカとは違う国営保険がきめこまかくある。
年金、医療、死亡、などでの保険である。
保険は「統計にもとづいた確立」にもとづいて経営的に成立している。
なぜなら、「保険金」マイナス「支払金」プラス「運用利益」マイナス「人件費」などでプラスでなければ成立しないから。
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2013年10月21日(月曜日)更新
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第101話 メタ認知(1)
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「メタ認知」をテーマのひとつとして、これから考えていきます。
「メタ認知」とは、「私があることを認識することを、もうひとつの別の自分が、それを眺めている」そういう認識のことです。
私は囲碁が大好きで、毎日インターネットの「石音」(いしおと)クラブに入っていて、すでに1500局ほど楽しんできた(負けが70ほど多い)
碁の戦いでは、「メタ認知」が試される。
自分の戦況を正しく判断する能力である。
私は五段で打っている。「石音」では点数制で、五段者は点数3750から3950である(これを上まわると六段に昇進する)
私は今、「3793」です。
そういう自分を眺めて、そういう自分を上昇変化させられるかどうか、これが碁ゲームの魅力なのです。
ちなみに私は六段(3950以上)を目ざして(今より200アップ)ネット囲碁を楽しみ、苦しんでいます。
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