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2013年05月24日(金曜日)更新
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第341号 2Fと3Fの違い ランドマークプラザ
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当世、商売のテーマは「老」「健在」「旅」だろうか。老人ホームは続々と建てられて次々に売れてゆく。その予備軍は「健康が何より」と黒酢やグルコサミンなどのサプリメントを買う。そして足、腰が丈夫で元気なうちにと、伊勢や出雲の式年遷宮に出かけ、あるいは外国へ足をのばす。最近の新聞はそれらの広告が満載である。そして記事は・・・。拳をふりあげる労働者の姿の写真。そして五段ぬきの記事。十年前はそうだったが、今年、くり返すがメーデーの記事を目にしなかった。例えば日教組の研究集会。会期中、連日大きな記事が写真入で連載されたのだが、去年、今年と、私はとうとう見逃したのか。小さすぎる記事だったのか。こうして世の中が音をたてて変化してゆく。
横浜ランドマークプラザのコレット・モア。第245号のそれらと少し違っている。2Fと3Fの違いだが、私はこんな変化が好きだ。同じ建物内での違いは大歓迎である。
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2013年05月17日(金曜日)更新
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第340号 見落とし? ない? ランドマークプラザ
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新聞社は民間企業だから、倒れることもあるだろう。円安もアベノミクスもあまり関係がないらしい。今のところは、膨大な広告。つまり広告料でのり切ろうとしているのではないかという世情が見えてくる。もう一つ気になることがあった。私が新聞やテレビのニュース欄など、あるいは見落としているのかもしれない。三十年前、いや十年前、あれほど大々的に、どのテレビ局、新聞社もたっぷり時間をとって、五月一日のメーデーの様子を放送し、報道していたではないか。それなのに、今年は少なくとも私は、メーデーのことを全く耳にしなかったし、目にしなかった。「連合」という労働者組合の上にのって成り立っていた「民主党」が、今や総くずれ。解党の危機さえある。そんな世の中の状況から、労組もメーデーどころではなかったかもしれないし、報道機関もあまりその気にならなかったのか。山本夏彦氏に言わせれば「世の中が分かる」ということか。
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2013年05月10日(金曜日)更新
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第339号 多すぎる広告 ランドマークプラザ
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雑誌『室内』を主宰していた故山本夏彦氏。多くの著書がある。軽妙にして辛らつな切り口で、世の中を見、警鐘をならしていた。「CMや広告を見ていると、世の中がよく分かる」というような意味のことを時折書いておられた。見たことのない、馴染みのない顔が出てきて、ただうるさくわめくだけだから、テレビのCMはわきに置いておくとして、最近、とても気になるのが、新聞の広告である。金曜日には、チラシが新聞を上まわる厚さで配達される。そして新聞を広げてみる。中ほど。半ページ使って雑誌の広告。ツアーの客集め。それも海外も国内も。補聴器のこと。NHK学園の通信講座は全面。1ページ全面に「ビオ」。20、21ページあたりは見開きになるから、時折、ユニクロが両面使っている。書いてみたらキリがない。ニュースペーパーというより、広告を読まされているようなもの。記事だけにしたら、三分の一ですむのではないか。
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2013年05月03日(金曜日)更新
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第338号 終着駅の風情 相鉄横浜駅
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テレビ画面の下部に文字が出る。映っている人物がそう喋っているわけではないのに「あらへんで」「なんでやねん」と関西弁の文字が出る。私はチャンネルを切り換えた。そしたら画面に女性の顔のアップ。再度他局に切り換える。新聞の番組欄をみると「デラックス○○」と人物名があった。デラックスとはもともとフランス語らしい。日本では外来語扱いだが、英語の辞典にも収録されている。「豪華な、高級な」英語の小辞典も同じ解釈。そして岩波の国語辞典では「豪華」(はなやかで立派なこと)とある。この女性、豪華かたちの○○か。
さて東横線渋谷駅が地下になったという。もうあの頭端式の典型的な終着駅はないのか。単なる通過駅になったのか。かっての上野駅のようなのが、本当の意味での終着駅、ターミナルであろう。相鉄は当分の間、行き止まりの終着駅を続けてゆくだろう。東急と結ぶ動きがあるようだが、多分、私はそれを見ることがないだろう。
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2013年04月26日(金曜日)更新
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第337号 高学歴、低学力 相鉄横浜駅
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小学生にも分かる漢字が書けたからといって大騒ぎするな。そのくせ少々程度が難しくなるともうダメ。「カ、で始まることばの漢字」などと、問題にも何もなっていない。なぜ、芸人が解答者のクイズでは、こんなにも易しくしてしまうのか。たまにその種の番組を見ていると腹がたってきて、もういいやと他の番組に切りかえてしまう。あとでタイトルをみると「インテリ芸人たち」の番組と書いてあった。なるほど、この程度の人たちをテレビ界では「インテリ」と呼ぶのだろうか。最近はそろそろタネが尽きかけたらしく、「書き順」の正解を求めるクイズが流行ってきたようだ。田中前文科大臣が言ったとおり、大学の数が多すぎる。聞いたこともない大学でも出ていれば「インテリ」なのか。「インテリゲンチァ」(知識階級、知能労働者)とある。(知力を必要とする。知識人)ともある。(外来語辞典、英和小辞典)そうかなあ、とても知識人とは思えない人ばかりだ。
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