トイレマーク見てある記

タウンウオッチングだと言い訳しても
エロ爺だろう!の視線を浴びて

 
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大熊昭三(おおくま しょうぞう)
1928年、埼玉県生まれ。名古屋陸軍幼年学校を経て、1951年東京教育大学文学部卒業。愛知県半田高校、北海道帯広三條高校、川崎橘高校、川崎高津高校教諭を歴任して現職を終わる。
その後、専門学校の講師を勤める。その間、多くの山に登り、アフリカに遠征してキリマンジャロやルエンゾリに登頂。
教育評論家としてTV出演、週刊誌などでも活躍する。
主な著書
「こんな教師を告発する」「組合教師亡国論」(エール出版)「学校は汚染されている」(潮文社)「恐るべき親たち」(コンパニオン出版)、共著「日教組を斬る」「日本をダメにした学者・文化人」等、著書多数。

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2012年11月16日(金曜日)更新

第316号 北海道の銘柄  米横浜西口 Tビル

 二十一世紀を迎える前のこと。鳥取で梨園をやっている友人と、私ども軍の学校の仲間が年に一度集う会合があり、彼もはるばる出席してくれて、話がはずんだ。「二十世紀梨は名前を代えるのか」「いやまだそのままだよ」そうです。「幸水」「豊水」「南水」「新高」とある梨の世界で、「二十世紀」も健在である。根強いファンがいるのはりんごでも同じであろう。りんごといえば「国光」「紅玉」と口をついて出るが、戦後は「インド」「むつ」「世界」そして「フジ」「王林」「ジョナゴールド」と新種が続々。わけても冷凍して眠らせる「フジ」は通年、店頭にあるような気がする。「シナノスイート」なども目につくようになった。南の果物「キーウイ」を関東あたりで栽培できるようにした労力。南の稲が、今では北海道で作られている。「ななつぼし」など、銘柄米も出荷されており、これがなかなかいい味なのだ。日本人は何て、アジメで研究熱心なのだろう。
 

2012年11月09日(金曜日)更新

第315号 かっぽん屋って何ですか 横浜駅西口地下駐車場

 漱石、鴎外などの名作は当然だが、現存する作家の作品も多く読みたい。『カカシの夏休み』とか『小学五年生』など。小学生や中学生をうまく書きこむ重松清という人がいる。この人の『かっぽん屋』という文庫本を本屋の棚で目にした。短編集である。この人の生育した岡山方面で「かっぽん屋」とは売春宿のことを言うらしい。始めて目にしたことばである。でもある地方のことばでよかった。関東中心の「おま○こ屋」とか関西の「オメコ屋」などというタイトルが本屋に並んでいたら、足早やに遠ざかるだろう。アホ・バカの境界線があるらしいが、あるいはこの「オメコ」などの境界線もあるのではないかいか。アホ・バカの境界線と重なったりして。
 それはさておき。トイレマークも土地柄や建物、職種らによってさまざまに変ったものが見られると嬉しいのだが、どこへ行っても似たような人型のマークばかり。さて、今まで、いいナというのがいくつくらいあったか。
 

2012年11月02日(金曜日)更新

第314号 国が違えばしぐさも変る 横浜駅西口地下駐車場

 話はとびます。年代によって違うのだろうが、私たちは夫婦以外の男女の行為を「わいせつ」と言い、それらの会話を「わい談」と言った。猥らな話である。今はもうHなこと、Hな話という言い方が普通だが、このHは「変態」から来ているようで、今では行為までふくんで「Hする」などとも言っている。口であけすけに言わない。拳こつの指の間から親指をのぞかせるポーズが、性器、そして性行為を意味していたが、これは日本中、どこへ行っても同じなのだろうか。女性の右(左)手、手首のところをそっと握って軽く自分の方へひき寄せる。そして掌のまん中あたりを、男性が人さし指か中指で軽く「チョンチョン」とつつく。女性がニッコリ微笑むか、うなずけば納得ということで性交渉ができる。これはエチオピアに行ったとき覚えたこと。所によっていろいろ違うもの。長くなりすぎたが、まだもう一つ話があります。我慢して聞いてください。
 

2012年10月26日(金曜日)更新

第313号 満子さんと書く名前 横浜駅地下駐車場

 現職のころ、文化部の顧問だから、合宿の責任者として同行した。夜、生徒が寝たあとでたまたまコーチなどと一杯やることがある。そのH君は神戸の方の出身。話の中で一瞬、てれくさそうな表情で「オメコ」を口にすることがあるが、私は何とも感じない。男女が合体することも、女性器そのものもそう言うらしいいが、私の生育環境の中にそのことばはなかったので、私は興奮もしないし、てれくさくもない。こういうことばは、かくすべきもので、大きな声で喋ったり、堂々と文字にすべきものではないという育ち方の世代だから、新聞の広告欄で『20代の女性器』(週刊ポスト)というのを目にして、ずい分時代は変ったと思う。年配の方で「満子」という名前の人もすくないような気がする。音で読んだら関東の人間は、口にした本人が恥ずかしがる。しかし西の方の人は何とも思わないだろうから、けっこういるのではなかろうか。『ミツコ』さんを「マ○子」さんとよむな。
 

2012年10月19日(金曜日)更新

第312号 辞書にないことば 横浜駅地下駐車場

 古い時代とか田舎を舞台にしたドラマを何気なく見る。ほとんどの場合、方言指導がなされているが、本気で秋田弁のドラマをやったら、宮崎の人は分からないかもしれない。名詞までか、お年寄りの日常語までやるか、ライターは苦心するのだろうな。有名な会話がある。『「どさ」「ゆさ」』つまり、「どこさ行くとこだね?」「お風呂さ行くとこだね」という。道でゆき会った知人同士の会話であるという。又しても帯広三條に赴任したての頃の話。そして又してもF君である。生徒といっても年齢差が5歳くらいだから、ま、兄弟みたいなもの。「先生、へっぺした?」と聞いてきた。「?」 さあ、そんなことばは埼玉にも愛知にもない。「へっぺするなら、へがれてない方がいいべさ」説明を聞いてやっと分かった。へがれるーへぐ、というのでつまり処女でなくなったこと。へっぺとは男と女がすること。西の方でいう「オメコ」これは方言辞典には出ていません。
 
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