トイレマーク見てある記

タウンウオッチングだと言い訳しても
エロ爺だろう!の視線を浴びて

 
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大熊昭三(おおくま しょうぞう)
1928年、埼玉県生まれ。名古屋陸軍幼年学校を経て、1951年東京教育大学文学部卒業。愛知県半田高校、北海道帯広三條高校、川崎橘高校、川崎高津高校教諭を歴任して現職を終わる。
その後、専門学校の講師を勤める。その間、多くの山に登り、アフリカに遠征してキリマンジャロやルエンゾリに登頂。
教育評論家としてTV出演、週刊誌などでも活躍する。
主な著書
「こんな教師を告発する」「組合教師亡国論」(エール出版)「学校は汚染されている」(潮文社)「恐るべき親たち」(コンパニオン出版)、共著「日教組を斬る」「日本をダメにした学者・文化人」等、著書多数。

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2009年02月13日(金曜日)更新

第121号 色には無頓着 ブタペスト

 スペインに着いて本場のパエリアをとレストランに行ったが、すぐ飽きた。日本料理店を探し歩き、みそ汁を口にしたとき、ホッとする自分を発見した。人間の味覚や視覚は案外保守的なものらしい。通りすぎる旅行者として風景を楽しんでいる分にはよいが、滞在していると、横文字だらけ。
 イエメンでは褐色の山肌ばかりという風景にすぐ飽きる。松の枝ぶりや、みどり濃い山なみが恋しくなる。漢字まじりの日本の文字がなつかしい。だから私は海外に行く時は必ず文庫本を持ってゆく。
 ブタペスト。第15号で見たのは民族博物館。私のいたホテルから歩いて行ける所に国立博物館がある。入口階段わきにスズキの車が展示してある。おヌシやるではないかと嬉しくなった。二階のトイレ。立派なひげは勿論男性。スカート型が女性。しかし色の区分けはなし。無頓着である。しかし、街角でバグパイプを演奏していたスコットランドの男性はスカートをはいていました。
 

2009年02月06日(金曜日)更新

第120号 気配りが欲しい 銀座三越

 台湾では拉OK(カラオケ)。現職の頃、親睦旅行に出たら、つき合いでマイクを握ったことはあるが、自ら進んで歌いに行こうとは思わない。同僚に無類のカラオケ好き(流行に流されやすい人)がいた。セット一式を買いこみ、夜毎自宅の一室で歌っていたらしい。職場の忘年会などでおじさんとおばさんが肩を組み「銀座の恋の物語」をデュエットしてうつとりしている姿。あ〜ヤダヤダ。
 ところで、銀座4丁目歩道わきに、江戸幕府が貨幣鋳造した銀座あとであることを示す碑が立っている。実は京都市御池通り近くに、銀座、後に大阪から移った金座の跡を示す碑が立っているが、なぜか東京が全国区になってしまった。今は有名ブランド店あり、日本一地価の高い所でもある。4丁目角、銀座三越の3Fトイレ。ごく普通のスーパー並みの扉。マークもありきたり。日本の一等地にあるのだから、それに相応しいよう、こういう所にまで心を配って欲しいものだ。
 

2009年01月30日(金曜日)更新

第119号 気をきかせてくれ 新千歳空港

 海外へ行く人は別として、年末年始や旧盆のころ。ふるさとへ帰る人で何十キロにわたって渋滞する高速道。新幹線も超満員。飛行機も臨時便まで出す有様。毎年のことである。もう帰って来なくてもよいとは言えない。何しろ東京近辺が生活の場なのだから。といったことは、それだけ多くの人が故郷を見捨てて(離れて)いるということだ。そのため地方は過疎。人煙稀で、しかも老人だから、自治会も消防もままならぬという。東京から出る列車の窓には、いつまでもビルや住宅が続くが、遠くはなれると、人家はまばらになる。北海道石勝線。新得―トマムの間は約33kmにわたって人家がないから駅もない。(熊に乗って貰ったらいいっしょ)。それから夕張、追分など12駅を過ぎて新千歳空港駅。札幌はもうすぐである。空港二階出発ロビー、売店の左手奥にあるトイレ。つまらぬマーク。北の玄関に相応しい、気のきいた、しゃれたマークを考えてくれてもいいんでないかい?
 

2009年01月23日(金曜日)更新

第118号 どうでもよい色分け 二股川 長崎屋

 これ下さい、といえば店の人が渡してくれ、金を受け取る。個人商店の対面商法。下町の商店街などはこのやり方で賑わっているという。抑止力が働くから必要なものだけ買う。スーパーでは抑止力が薄くなり、目についたものをかごに入れるからすぐ一杯になり、時にはポケットにいれてしまう。書店では、本やCDなどを中学生がチームプレイで万引きしているそうだが、スーパーやコンビニでは、老人の万引きが多いと聞く。独居の淋しさから誰かにかまってもらいたくて盗みをするのか。スーパーのコーナーにある休憩所では食べながら長いこと腰をおろしている老人を見かける。家にいられない、息子の嫁に追い出されたのか。いつか私もと、とても他人事ではない。時折トイレを拝借。なぜかおじいさんが多いような気がする。第117号の続き。通路上部にある案内表示と、トイレ入口のマークとは全く違う色使い。ま、どうでもいいけど、でもやはり気になるネ。
 

2009年01月16日(金曜日)更新

第117号 トイレのランク 長崎屋

 台北の街を歩いていたら、『超級市場』という看板を目にした。入ってみたらそこはスーパーであった。当たり前のことで『超級』はスーパーである。毎日の食が中心だから、かごに山盛りの人もあれば、一品手に持って並ぶおじさんもいて、レジには長い行列ができている。毎日が勝負、徹底して安い。何とか話題のデパ地下もふくめて、デパートは個々にレジがあるのが普通だ。一ランクも二ランクも上のものを商っているという自負もある。似たような品なら、贈り物はデパートからという客の心理も見逃せない。荘重・華麗なデパート、安普請の感否めぬスーパーという外観の違い。もう一つ。トイレが違うということを発見した。金具をちりばめた扉に『パウダールーム』などという寛ぎの演出。暖房つきのウォッシュレットなど。ごく普通の、家庭向きトイレで、とにかく用が足せればそれでよしとするスーパー。横浜旭区にある長崎屋の例がスーパーの一般ではなかろうか。
 
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