トイレマーク見てある記

タウンウオッチングだと言い訳しても
エロ爺だろう!の視線を浴びて

 
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大熊昭三(おおくま しょうぞう)
1928年、埼玉県生まれ。名古屋陸軍幼年学校を経て、1951年東京教育大学文学部卒業。愛知県半田高校、北海道帯広三條高校、川崎橘高校、川崎高津高校教諭を歴任して現職を終わる。
その後、専門学校の講師を勤める。その間、多くの山に登り、アフリカに遠征してキリマンジャロやルエンゾリに登頂。
教育評論家としてTV出演、週刊誌などでも活躍する。
主な著書
「こんな教師を告発する」「組合教師亡国論」(エール出版)「学校は汚染されている」(潮文社)「恐るべき親たち」(コンパニオン出版)、共著「日教組を斬る」「日本をダメにした学者・文化人」等、著書多数。

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2008年07月11日(金曜日)更新

第91号 下手でもいい 権現山

『後期高齢者』の医療制度が、評判悪い。そりゃそうでしょう、『前期』『後期』ときたら、次は『末期』だもの。「おあとがよろしいようで・・・」と言われているようなもので落ちつかない。『痴呆症』を『認知症』にしてみたところで、それはことば遊びにすぎず、実態が変わるわけでも、治るわけでもないから、私はあまり気にしない。役人やマスコミは、何とことば遊びが好きなのだろう。「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」とくどい言い方(書き方)をしてきたテレビ・ラジオ(新聞)がいつの間にか『北朝鮮』だけですましている。もはやバカにつける薬はなく、私は半分しか信用していない。と、少々腹をたてながら、丹沢の前山へハイキングに出かけた。まだこのくらいの元気は残っています。尾根道のすぐわきにトイレ。一筆書きのような絵だけで、文字は一切なし。あまり上手でないが、描いた人の気持ちが伝わってくるような、ホッとするマークである。
 

2008年07月04日(金曜日)更新

第90号 新駅なのだから 東急武蔵小杉駅

 間口が狭く奥行きのある、例えば京都の町屋、商家などを俗に鰻の寝床という。川崎市は鰻そのものである。多摩川の土堤から横断すれば、3KM余りで横浜市に入る。京北東北線の駅は川崎だけ。隣の蒲田は東京。鶴見は横浜である。しかし、昔はうまい海苔を作っていたという海辺から、北西へ、梨畑の残るあたりまで30KM余り。多摩川にそって長々と延びたその背景にあたる南武線には、支線もふくめて20の駅がある。その鰻に串を打つ。一本目は東海道線(京浜東北線)二本目は東急東横線、平行して新幹線と湘南新宿ラインが走りぬける。三本目は東急田園都市線。四本目が小田急線。二本目の串の通る武蔵小杉の駅がすっかり改築された。そのためか、乗り換えは却って不便になったようだ。東急線、下りホームへのエスカレーター手前左手にトイレがある。灯りもやや暗く、全体にくすんだ感じ。みなとへ続く、折角の新駅だ、もう少し華やかな図柄が欲しいものである。
 

2008年06月27日(金曜日)更新

第89号 大通三丁目 道産子気質

 東京。ある地区の『阿波踊り』が年々盛大である。近郊の小都市でも、祭りの柱にするところがある。本場徳島はどんな想いでいることやら。北海道札幌の三大イベントは『雪まつり』『日本ハム』『YOSAKOI ソーラン』中でもソーランは二百万人以上を動員して抜群である。今年はこれに『洞爺湖サミット』が加わるだろう。高知のそれには、ほのかに哀調がただようが、こちらはどうか。派手な衣裳、鮮やかな群舞で、群衆を魅了し、舞っている本人は陶酔している。北海道人は熱しやすくくふう好き。だから離婚率も高い。大通公園、奇数丁目のトイレはすべてマークが異なる。(第32・34・58号)見事なアイデアである。ならばこのマーも剥げおちたままにしておくのはまずいよ。それとも、あれだけの智恵をしぼった熱がもう冷めてしまったのだろうか。さっさと塗り直しなさい。それとも、折角盛り上がったイベントだ。よさこいの男女の踊り手を描きますか。
 

2008年06月20日(金曜日)更新

第88号 切ないね 海老名駅

 胴長で短足。眼鏡をかけてカメラを首から下げているのは日本人。ひところそう言われたものだった。やがて『自分探し』の旅。しかし自分探しはグウタラの言い訳で、何も出来ずに現地で沈没した若者も多い。女を目当ての買春ツアーはマスコミに袋叩きにされた。
 おばさん達も負けてはいない。目の色変えてブランド物を買い漁り、はては男を世話しろと言い出す。みんな、脚の短い、鼻の低い日本人である。でも、体はそれでいいじゃないか。それが民族に流れている因子なのだから。髪の毛染めて、あちらの真似することはないヨ。ブロンドの髪、脚は長い、それでもあそこでしやがんで必ず、ナニをするのです。やることは皆同じなのだ。相鉄線海老名駅は終点である。見上げる角度のせいではなく、どうみても、男女とも脚が長く描かれている。それがひどく気になって集めてみた。
 もしかしたら短足に悩む人が、願いをこめて描いたのだろうか。切ないナア。
 

2008年06月13日(金曜日)更新

第87号 素っ気なし 三笠会館

 北海道出身者が集まる『道人会』というのは聞いたことがない。香川や、鹿児島などの『県人会』はよく耳にした。北信と、中京に眼が向いている何信の人たちでは、風土も性格も違うので、盛会だったかどうか。人の移動が激しく、飛行機を使えば、熊本から日帰りの東京見物が出来る当節では、同県人だからといって集まる意識は薄れたのだろう。仕事が嫌になれば、さっさと他へ流れてゆく。結婚しない女、仕事に就かない男どもが溢れている時代。同県人だって?それがどうした!ということか。せめては、ということで同じ学び舎を巣立った人たちの集まり、『同窓会』は廃れることがない。案内状を頂いた私は古希に近い教え子たちと歓談。勿論当クラブ主宰者児玉君も出席している。東京銀座の三笠会館。席をはずしてトイレへ。「ああ、例の」と児玉君。先刻ご承知の様子である。スカート型、ネクタイ型で分かるだろうと、色の区別もなし。素っ気ないナア。
 
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